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いい加減に学ぶ中国語講座(39)

ボン教論文(3)

 今夜は短い摘要を2本、長い摘要を1本紹介致します。

№10 华锐・东智(2012)
①原文: 「苯教在藏区遗存的原因分析」『西北民族大学学报 哲学社会科学版』第1期:pp.41-46
 苯教作为一个对藏族文化产生过巨大影响的宗教,从“天赤七王”一直盛行到松赞干布时代。时至今日,已经渗透到藏族的思想意识、文化观念、生活方式和道德规范等诸多领域之内。现今,在藏族宗教生活中苯教的色彩要浓于佛教,苯教的祭祀、修习等社会实践活动在藏族生活的每个细节都能显现出来。因此,立足苯教的历史及其在藏族现实生活中的文化活动去寻找苯教之生命所在,更能揭示苯教文化在藏区经久不衰的原因。
〔关键词〕 藏族地区 民间信仰 苯教遗存 原因分析

②日本漢字: 華鋭・東智「笨教在蔵区遺存的原因分析」『西北民族大学学報 哲学社会科学版』第1期:pp.41-46
 笨教作為一箇対蔵族文化産生過巨大影響的宗教,従“天赤七王”一直盛行到松賛干布時代。時至今日,已経滲透到蔵族的思想意識、文化観念、生活方式和道徳規範等諸多領域之内。現今,在蔵族宗教生活中笨教的色彩要濃于仏教,笨教的祭祀、修習等社会実践活動在蔵族生活的毎箇細節都能顕現出来。因此,立足笨教的歴史及其在蔵族現実生活中的文化活動去尋找笨教之生命所在,更能掲示笨教文化在蔵区経久不衰的原因。
〔関鍵詞〕 蔵族地区 民間信仰 笨教遺存 原因分析

③和訳: 華鋭・東智「チベットに残るボン教の原因分析」『西北民族大学学報 哲学社会科学版』第1期:pp.41-46
 ボン教はチベット文化に対して大きな影響を与えた宗教であり、「天赤七王」(訳注1)からソンツェンガンボ時代まで絶え間なく盛行した。今日に至り、それはチベット族の思想意識、文化的観念、生活方式、道徳規範などの多くの分野の中に浸透している。いまチベット族の宗教生活の中にあるボン教色は仏教よりも濃く、ボン教の祭祀・修行などの社会的実践活動はチベット族の生活のあらゆる細部に露顕していることが分かる。このため、ボン教の歴史及びチベット族の実生活中の文化活動に立脚し、ボン教の生命の在処(ありか)を見い出し、さらにボン教文化がチベット地域で長期にわたり衰退しなかった理由を明らかにすることができる。
 *訳注1) ボン教では、すべての神聖なるもの、高貴なるものが「光」と関係している。ボン教の祖先源流神話では、吐蕃王族の祖先、すなわち「天赤七王」は光の縄を通じて人間界にやってきたが、のちディグン・ツェンポの時、その光の縄が絶たれてしまい、後世のツェンポは死後天界に帰るすべがなく、遺体は人間界に留まったので、墳墓が建築されることになったという。 http://mikiomiyamoto.bake-neko.net/zhangzhungpersia153.htm
〔キーワード〕 チベット族地区 民間信仰 ボン教残存 原因分析


No.14  李建平・牛婷婷(2015)
①原文: 「试析嘉绒藏区苯教寺庙的建筑特征」『华中建筑』第3期:pp.182-186
 该文通过对苯教文化影响深远的嘉绒藏区雍仲拉顶寺、昌都寺和雍仲达吉岭等典型苯教寺庙历史的追溯与现状的分析,总结了嘉绒藏区苯教寺庙的建筑特征:寺庙建筑选址布局崇尚高处,因地制宜。平面形制的发展基于苯教早期建筑形式塞卡尔,建筑形式保持传统的碉楼风格,建筑装饰元素充满浓厚苯教色彩。探索了嘉绒藏区苯教寺院建筑文化的渊源,对嘉绒藏区宗教建筑的传承与发展有深刻的启示意义。
〔关键词〕嘉绒藏族 苯教寺庙 建筑特征

②日本漢字: 「試析嘉絨蔵区笨教寺廟的建築特征」『華中建築』第3期:pp.182-186
 該文通過対笨教文化影響深遠的嘉絨蔵区雍仲拉頂寺、昌都寺和雍仲達吉嶺等典型笨教寺廟歴史的追遡与現状的分析,総結了嘉絨蔵区笨教寺廟的建築特征:寺廟建築選址布局崇尚高処,因地制宜。平面形制的発展基于笨教早期建築形式塞卡爾,建築形式保持伝統的碉楼風格,建築装飾元素充満濃厚笨教色彩。探索了嘉絨蔵区笨教寺院建築文化的淵源,対嘉絨蔵区宗教建築的伝承与発展有深刻的啓示意義。
〔関鍵詞〕 嘉絨蔵族 笨教寺廟 建築特征
※婷婷……日本語漢字に変換できないため、中国語漢字表記のままにしております。

③和訳: 「チベット自治区ギャロン地区ボン教寺院建築の特徴に関する試論」『華中建築』第3期:pp.182-186
 当該論文では、ボン教文化の影響が深いギャロン・チベット区にあるユンドゥン・ラディン寺、昌都寺、ユンドゥン・タジリン寺等の典型的なボン教寺院の歴史の由来の遡及と現状の分析を通して、ギャロン・チベット区のボン教寺院建築の特徴についてまとめた。寺院建造物の立地選択配置は、崇高な場所にあり、適地適作とする。平面形式の発展は、早期のボン教の建築形式ザイカルに基づき、建築形式は伝統的な碉楼(石造の高層楼閣)の様式を保持し、建築装飾要素は濃厚なボン教色に満ちている。ギャロン・チベット区ボン教寺院の建築文化の源流を探索したことは、ギャロン・チベット区宗教建築の継承と発展に対して深い啓発意義がある。
〔キーワード〕ギャロン・チベット族 ボン教寺院 建築的特質

No.18 马义贤(2018)
①原文: 「金川流域苯教寺院选址与其地景生成研究」西安建筑科技大学硕士学位论文
苯教是西藏阿里地区的原始宗教,是藏学的源泉,藏传佛教的滥觞。苯教与藏传佛教争夺吐蕃国教中失势,在向康巴、安多、嘉绒三大藏区的东迁过程中,建造了极具地域特色的苯教寺院,苯教寺院是中国宗教建筑里不可忽视的亚类型。本文研究的重点为基于苯教自然主义宗教义理的选址观及苯教寺院与其所处地理环境共同构建的地景生成解析。金川流域特殊的地理环境特征对苯教的自然崇拜有强烈的地景学价值,本文通过对金川流域代表性苯教寺院的广泛调研,分析苯教寺院选址的微地理单元和其所蕴含的堪舆学价值。
 通过广泛梳理苯教寺院选址的地景模型,由此阐释建筑结合自然的地景学范式,建筑与风景、营造、工程的结合,苯教宗教精神在地域建筑学上的学术价值。通过对昌都罗尔布寺和雍仲拉顶.广法寺进行详细的田野考察的基础上,解析其地景建构的要素及各要素共构的地景单元。
 文章共分为七章:第一章为绪论部分,主要阐述本文的研究背景、内容、目的和研究意义,国内外相关的研究现状及论文的研究方法与框架;第二章介绍苯教源流,东迁的历史过程及其在金川流域的传播和发展因素;第三章通过与藏传佛教的对比介绍苯教寺院在川西的分布及其选址与城镇的关系;第四章选取金川流域代表性的苯教寺院,通过类型学的手法归纳其在金川流域选址的微地理单元;第五章通过田野考察,图解分析基于苯教寺院选址的地景建构的自然与人文要素,及自然与人文要素在自然环境中共同构建的地景学价值;第六章主要以昌都寺及雍仲拉顶.广法寺为例,从堪舆学的角度解析其在苯教寺院的选址与地景建构中的应用;最后一章则是本论文研究中得出的结论汇总,总结了苯教寺院选址及地景建构的要素,并展望其对于现代生态文明建设及地景建筑营建的参考意义。

②日本漢字: 馬義賢「金川流域笨教寺院選址与其地景生成研究」西安建築科技大学碩士学位論文
 笨教是西蔵阿裏地区的原始宗教,是蔵学的源泉,蔵伝仏教的濫觴。笨教与蔵伝仏教争奪吐蕃国教中失勢,在向康巴、安多、嘉絨三大蔵区的東遷過程中,建造了極具地域特色的笨教寺院,笨教寺院是中国宗教建築裏不可忽視的亜類型。本文研究的重点為基于笨教自然主義宗教義理的選址観及笨教寺院与其所処地理環境共同構建的地景生成解析。金川流域特殊的地理環境特征対笨教的自然崇拝有強烈的地景学価値,本文通過対金川流域代表性笨教寺院的広氾調研,分析笨教寺院選址的微地理単元和其所蘊含的堪輿学価値。
 通過広氾梳理笨教寺院選址的地景模型,由此闡釈建築結合自然的地景学範式,建築与風景、営造、工程的結合,笨教宗教精神在地域建築学上的学術価値。通過対昌都羅爾布寺和雍仲拉頂.広法寺進行詳細的田野考察的基礎上,解析其地景建構的要素及各要素共構的地景単元。
 文章共分為七章:第一章為緒論部分,主要闡述本文的研究背景、内容、目的和研究意義,国内外相関的研究現状及論文的研究方法与框架;第二章介紹笨教源流,東遷的歴史過程及其在金川流域的伝播和発展因素; 第三章通過与蔵伝仏教的対比介紹笨教寺院在川西的分布及其選址与城鎮的関系;第四章選取金川流域代表性的笨教寺院,通過類型学的手法帰納其在金川流域選址的微地理単元;第五章通過田野考察,図解分析基于笨教寺院選址的地景建構的自然与人文要素,及自然与人文要素在自然環境中共同構建的地景学価値;第六章主要以昌都寺及雍仲拉頂.広法寺為例,従堪輿学的角度解析其在笨教寺院的選址与地景建構中的応用;最后一章則是本論文研究中得出的結論匯総, 総結了笨教寺院選址及地景建構的要素,併展望其対于現代生態文明建設及地景建築営建的参考意義。

③和訳: 馬義賢「金川流域におけるボン教寺院の立地とそのランドスケープ生成に関する研究」西安建築科技大学(大学院)修士学位論文
 ボン教はチベット・ガリ地区の原始的宗教であり、チベット学の源泉にして、チベット仏教の濫觴(始まり)である。ボン教はチベット仏教との吐蕃国教の争奪戦で力を失った。カム地区、アムド地区、ギャロン地区の三大チベット地区に向かう東遷の過程で、地域性を著しく備えるボン教寺院を(各地に)建設した。ボン教寺院は中国宗教建築中の無視できない亜類型(サブタイプ)である。本研究の重点は、ボン教の自然主義的宗教原理に基づく立地観、及びボン教寺院とその地理的環境が一体となるランドスケープ生成の解析である。金川流域の特別な地理的環境の特性は、ボン教の自然崇拝に対して強烈なランドスケープ的価値を有する。本文では、金川流域にある代表的なボン教寺院の広範な調査研究を通して、ボン教寺院の敷地選択のマイクロ地理的単位とその場所に含まれる堪輿学(風水学)の価値を分析する。
 ボン教寺院の立地選択のランドスケープ・モデルを幅広く整理し、これにより、建築と複合する自然のランドスケープ標準型、建築と風景・営造(建造物群)・工程(土木)の結合、及び地域建築学上におけるボン教宗教精神の学術価値を詳述する。昌都ラルプ寺、ユンドゥンラディン寺、広法寺に対する詳細なフィールドワークを通しての考察に基づき、そのランドスケープ構築の要素及び、各要素が共に構築するランドスケープの単位を分析する。
 本論は七章に分かれている。第一章は序論部分を為す。おもに本論の研究背景、内容、目的と研究の意義、国内外関連研究の現状、および論文の研究方法と枠組みを詳述する。第二章ではボン教の源流、東遷の歴史的過程と金川流域への伝播と発展要因に関して紹介する。第三章ではチベット仏教と比較を通して四川西部のボン教寺院分布とその立地選択、都市部との関係を紹介する。第四章では金川流域の代表的なボン教寺院を取り上げ、類型学的な方法によって、金川流域における境内地選択をマイクロ地理単位を帰納的に抽出する。第五章ではフィールドワークを通して、ボン教寺院の立地選択ランドスケープの構成する自然と人文要素、及び自然環境中に一体的に構成される自然と人文要素のランドスケープ価値を図解分析する。第六章では、おもに昌都寺・ユンドゥンラディン寺・広法寺を例にとり、堪輿学(風水学)の角度から、ボン教寺院の立地選択とランドスケープ形成への応用を堪輿学(環境心理学)の角度から分析する。最終章は、本論文の研究で得られたすべての結論であり、ボン教寺院の立地選択とランドスケープ形成の要素を総括し、併せて現代生態文明の開発及びランドスケープ建築の構築造営についての参考意義を展望する。 (続)


《関係サイト》
ボン教(笨教)中国語論文リスト
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2293.html
ボン教論文摘要(1) 
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2303.html
ボン教論文摘要(2) 
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2306.html
ボン教論文摘要(3) 
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2309.html
ボン教論文摘要(4)
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2310.html

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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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