『古民家「終活」の時代』刊行!


2020年、3冊めの報告書!
今年の11月11日付けで『古民家「終活」の時代』と題する報告書を刊行した。今年度本学特別研究費助成研究に採択された「文化遺産報告書の追跡調査からみた過疎地域の未来像」の成果報告書である。通常ならば、この種の報告書は年度末に刊行するものだが、諸般の事情があり、年度前半で入稿を終えたいと元より構想していた。刊行日を11月11日としたのは、その日が父・市太郎の13回忌にあたるからである。実際、11月10日に報告書は大学に納品され、12月中旬までに学内外百ヶ所前後に配布を終えている。今日まで広報が遅れてしまったのは、ただただ私の怠慢というほかない。一方で、年内に広報しなければいけないという使命感も強くあり、事ここに至ったしだいである。
春の2作に続き、秋にも新作を世に出せたのは、一昨日も述べたように、ひとえに現4年生諸君のサポートの御蔭である。この学年だからこそ刊行にむけて全力で動こうという気持ちを固めることができたのである。この場を借りて深く感謝の気持ちを表したい。
《書誌情報》
1.書名: 令和二年度公立鳥取環境大学特別研究費成果報告書 (ASALAB報告書 第39輯)
古民家「終活」の時代-文化遺産報告書の追跡調査からみた過疎地域の未来像
2.編集: 浅川滋男
(編集補助:佐藤亨成・藤井鈴花・井上裕太・沼野雄哉)
3.版型: A4版横書 総頁数159p.
4.発行: 公立鳥取環境大学
5.発行年月日: 2020年11月11日
6.印刷: 西尾印刷所
7.目次:
序-昭和 49 年の風景
第1章 研究の目的と概要
第2章 再訪 民家とその変容パターン
第3章 『秋田県の近代化遺産』その後
第4章 『鳥取県の民家』その後- 成果と課題
第5章 寅さんの風景-マイ・バック・ページ
後記-時は消え去りて
付録: 近代化遺産遺産を往く-秋田紀行
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