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一如庵の年越し

1227一如庵00幻想01 1227一如庵00外観


蕎麦・菜食 一如庵  https://ichinyoan.gorp.jp/
奈良県宇陀市榛原自明1362
古民家(幕末)再生型 山里料亭数奇屋系 畳座敷に椅子座+イロリ座+縁座(個室・桟敷あり)
昼食 11:00~12:30 13:00~14:30 夕食 17:00~20:00 ★4.5


 但馬・丹波めぐりの10日後にあたる12月27日、我が家はひっそりと宇陀の「一如庵」で年越しのそば懐石を堪能した。面白いことに、たとえば息子を京都の高級レストランに誘ったとしても八割方断られるが、「一如庵」だと彼が首を横に振ることはない。
 それだけ「一如庵」の食事が美味しかったのである。蕎麦はもちろんだが、あの晩夏の「茄子の箱寿司」の美味しさは語るに尽くせないレベルであり、この一年の間に食べた料理でいちばん美味しかった。それどころか、35年奈良に住み、奈良で口にした料理の中で最高の味がした。9月は単品何品かの注文であったが、年越しは豪勢に行こう、ということになって、昼食のセットを所望した。


1227一如庵00幻想03個室01


 場所と建物について再確認しておくと、「一如庵」は宇田川上流に沿う幕末ころの和風住宅を改装した蕎麦屋であり、外観は料亭風だが、内部は大型民家そのものの体をしている。一般客は畳座敷上の和風テーブルに椅子座で食事をする。上左の写真は偶然2枚の写真が重なってできたデジャブのようだ。屋内と屋外の関係が幻想的に表現できているでしょ。わたしたちは今回も段差を回避して、畳部屋ではなく、身障者用の個室で食べさせていただいた。シェフはごつい体格をした三十代後半ぐらいの方であり、予想したとおり、精進料理の修行者だという。セット料理については、情報量が多すぎて、すでに記憶が失せつつあるのだけれども、お店のHPを参照しながら紹介しておこう。以下のサイトもかなり参考になります。
http://small-life.com/archives/12/11/2619.php


1227一如庵00幻想04セット01蕎麦厨子と香物 1227一如庵00幻想04セット01蕎麦厨子と香物sam


1.そば寿司と香物(↑)
 漬け物は白菜とヒノナ。酢漬けのヒノナを丸かじりする快感! 
 

1227一如庵00幻想04セット02総菜01 1227一如庵00幻想04セット02総菜01sam

2.惣菜14品(↑↓)
 すべて精進系ですが、すべて味が違います。手前左から3つめのデリにはクミンを使っていて、カレーっぽい味がする。味が口内にしばらく残るので、最後に食べるのがいい。もちろん、これも美味しい。HPから引用しておきます。

  宇陀金ごぼう・大和まな・千筋みずな・黄金まくわ・筒井れんこんなど、大和の伝統野菜や
  地元産の旬菜をふんだんに使った精進料理の数々。動物性の素材は一切使用せず、
  「身体にやさしい」料理です。野菜の持つ生命力溢れる滋味深い味わいをご賞味ください。


1227一如庵00幻想04セット02総菜02sam 1227一如庵00幻想04セット02総菜03sam 1227一如庵00幻想04セット02総菜04sam


1227一如庵00幻想04セット02総菜05しいたけ寿司01
↑名物「椎茸の箱寿司」


1227一如庵00幻想04セット02総菜06もりそば

3.もりそば(↑)
 ここもHPを引用しておきます。

  店主がこだわる常陸秋そばの抜き実を自家製粉し、真心込めて手打ちした蕎麦。打ちたて
  茹でたてが醸し出す、もり・手挽き・更級など香り立つ風味をお楽しみください。合わせるの
  は、本枯れ鰹節・しび節・さば節を用いた自慢のつゆ。上品な甘辛のつゆは、まろやかで
  旨みとコクのバランスを大切に仕上げております。  


1227一如庵10天ぷら

4.野菜の天ぷら(↑)
 苦手の人参も美味しい。


1227一如庵11かけそば

5.かけそば(↑)
 シンプル・イズ・ベスト!!


1227一如庵12蕎麦湯

6.そば湯(↑)


1227一如庵13菓子 1227一如庵14つまようじ

7.季節の菓子

1227一如庵00幻想02桟敷床01 1227一如庵00幻想02桟敷床01sam
↑夏には一番人気の桟敷座も、冬になると、この状態です。


 蕎麦と精進料理は偉大です。精進料理は創作料理に優る。同じミシュランでも、より日本の精神、禅の精神に近いほうに軍配があがる。丹波篠山にはわるいけど、宇陀の精進料理にはリピーターが押し寄せるでしょう。だって、また行きたいもんね。ブータン人に「日本の精進料理だ、日本の蕎麦だ」と言って紹介するなら、この店に限ります。奈良の誇りだ!!


《連載情報》中国道蕎麦競べ
(1)安来「まつうら」
http://asalab.blog11.fc2.com/blog-entry-3057.html
(2)新見「やな木」
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2275.html
(3)勝山「一心庵」
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2276.html
(4)津山城東とうふ茶屋
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2277.html
(5)美作滝尾駅-木楽
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2278.html
(6)床瀬そば
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2279.html
(7)高中そば-名草神社三重塔
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2280.html
(8)EN-ナマステ
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2281.html
(9)談山神社-橘-きみなみ
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2282.html
(10)宇陀「一如庵」
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2283.html
(11)再訪-ひむろ蕎麦
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2308.html
(12)そば切りたかや インタビュー
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2302.html
(13)走馬観花-平福宿の「瓜生原」
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2304.html
(14)「みちくさの駅」ゼミナール
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2305.html
(15)再訪-床瀬そば
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2322.html
(16)そば処「伊とう」
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2328.html
(17)そばの店「右衛門五郎」
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2329.html
(18)蕎麦と旬のお料理「ろあん松田」
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2333.html
(19)摩尼寺門前 門脇茶屋
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2335.html
(20)八郷の里の猫
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2366.html

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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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