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コロナ賛歌(4)

抗原検査

 先週の大雪の影響をまともに受けたのは北陸や東北の雪国だけではなくて、九州の交通網にも混乱が生じました。スタッドレスを履いていない地域で雪が降ると車は動けなくなる。11日(月)にバスの手配をして帰鳥予定だった学生がいるのですが、その長距離バスが週末までストップしてしまい、鳥取に戻ったのは15日(金)のこと。週が変わり、彼は大学に近いアパートにいたのですが、「発熱したので卒論ゼミを休ませてほしい」というメールを送ってきました。もちろん下宿で静養してもらうしかありません。九州から鳥取に至る9時間のバス移動が堪えたのでしょう。かれは下宿近くの医院で受診し、「コロナではない」という診断結果を得たのですが、町の普通のお医者さんに大丈夫と言われて安心な時代ではありません。陰性から陽性に転じることだってあるわけですし・・・
 昨日、学生にはまず保健所の相談係に電話して指導を受け、その後、PCR等の検診可能な病院で正式な診断を受けて「陰性」であることを確定すべきだと指示しました。仮に陽性であったとしても恥じることはない。長距離のバス移動中に感染が発生する可能性は十分あるのですから。素直な彼は病院で抗原検査を受けました。結果の報告を転載します。

   本日、病院で抗原検査をおこなった結果、COVID-19及びインフルエンザウイルス
   陰性でした。「急性上気道炎」という風邪症候群と診察され、処方をしてもらいました。
   大事に至らず、本当に良かったです。

 本当に良かったと思います。服薬・静養して熱が下がれば、卒論の対面指導を再開できる。もともと真面目でよくできる学生なので、挽回は十分可能です。じつは、昨年秋にも若干1名がPCR検査を受けて陰性だったのですが、ともかく陽性なら陽性で仕方ない。決して落胆することなく、勉学に励んでいただくしかありません。

 スクールバスが運行停止になっていることに気づきました。卒論関係者など、まだ大学に来なければならない学生もいるのですから、バスがなくなるのはつらいけれども、抗原検査の学生にみるとおり、バスに乗ること自体が感染の危険性を伴っているわけで、ほんと、自家用車以外はすべて危険な交通手段になってしまいました。どうなることか?

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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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