愚形上等


それゆけ、パイレーツ!
昨年末に卒業アルバムのゼミ写真を撮ってもらいましたが、このたびは教員の個人写真を掲載したいとのことで撮影の依頼があり、一張羅のジャケットを羽織って撮影に臨みました。わるくないなぁ・・・腹の出を隠すにはよい服装だということが分かりました。
さて、「愚形上等」とは、チーム・ガラクタのエース、佐々木寿人(ヒサト)の決め科白であります。データ的にみれば、そりゃ両面(リャンメン)の好形待ちが有利ではあるけれども、ペンチャンやカンチャンやタンキなどの愚形だって、仕掛けようによっては和了しやすいリーチができる。だからもう、なんでもかんでもリーチだっていうのが、チーム・ガラクタの哲学であります。この攻め方は成功すると、恐ろしい威力がある。じっさいヒサトさんは、10月から始まった 2020mリーグ でトップをとりまくり、個人首位を独走しておりました。ところが、節分の試合で大ハコテンのラスをくらってしまい、小林剛(コバゴー)に首位の座をあけわたしたばかりです。まさに「節分」の一日になってしまいました。できればヒサトの絶頂期に卒アル・メッセージ(↑)を渡したかったんだけどね。



現在、個人成績で首位に立つコバゴーという雀士は、ポンとかチーの鳴きを得意とするデジタル派の代表で、麻雀サイボーグの異名をもっています。鳴きまくるので打点は低い。1000~3900点ぐらいが多くて、そういうところは刺激が少ないのですが、他者がテンパイしてからのローリング(回し打ち)は瞠目すべきレベルにあり、ともかく放銃が異常に少ない。現在、獲得ポイントだけでなく、ラス回避率でもトップに立っている。ダブルクラウン状態です。
さほどに優秀な雀士を船長に抱く我らがパイレーツですが、じつは、8チーム中の最下位を独走中です。いま -300点 を超える大赤字状態。セミファイナルに進出できるのは6チームであり、現状6位のドリブンズが -168点 だから、このチームの上に行かなきゃいけない。しかしながら、残り22試合の凄惨なバトルを想像するに、少なくとも -100点 未満まで回復しないと予選(レギュラーシーズン)落ちの可能性が高いでしょう。つまり、残り20試合余りで200点稼がなきゃならない。平均してみると、1試合平均 +20点(2位に相当)が必要であり、これは容易い仕事ではない、と誰しも思い始めている段階です。


4人のメンバーのうち、トップがとれそうな選手はコバゴーだけであり、他の3人(瑞原・朝倉・石橋)はそれぞれ22位・26位・28位(全30選手)の最下層に群れており、よほどの変動がおきない限り、順位を巻き返すせるとは思えません。ただし、パイレーツは昨年もレギュラーシーズンのボーダーを争っていて、ぎりぎりのラインでセミファイナルに滑り込んだ。その後、運勢好転(麻雀は実力3分、運7分と言われています)。瑞原・朝倉・石橋の3人がトップを取りまくり、ついにはファイナル最終日に2連勝して、第2代王者に輝いたのですが、二匹目の泥鰌は何とかですよ、今年は・・・