mリーグ終盤の奇跡
デジタルの彼方
パイレーツおよびそのファンを奈落の底に落とした4日(木)のmリーグ第2戦南4局1本場が早くもユーチューブにアップされました。著作権をもっているABEMA TVは滅多にこういうことをしないので、いかに凄まじい試合だったか、分かろうというものです。最終局の開始時点で、順位とポイントは以下のとおり。
1位: 園田(ドリブンズ) 34,600点
2位: 小林(パイレーツ) 33,000点
3位: 前原(ファイト倶楽部)17,600点
4位: 近藤(フェニックス) 14,500点
この劣勢から、近藤は高め7萬をつもり、「リー即ツモ、タンピン一盃口、アカ、ウラ(六筒)」の倍満に仕上げ、大逆転のトップとなった。一発ツモ後の裏ドラをめくる近藤の手の震えに注目されたい。翌5日の2試合をあわせた総合順位は以下のようになっている。
1位 アベマズ 548.4pt
2位 サクラナイツ 387.7pt
3位 風林火山 -41.3pt
4位 ドリブンズ -87.7pt
5位 ファイト倶楽部 -115pt
6位 フェニックス -205pt
7位 パイレーツ -224pt
8位 ライデン -263.1pt
メンバーの実力からみて、予選敗退ゾーンにいる現状の7位と8位は妥当な2チームだと思う。ただし、運勢がどう転ぶかは分からない。麻雀は運7分、実力3分と言われるゲームであり、だからこそ、2月のパイレーツは5位にまで上昇したのである。フェニックスは4日の近藤の奮戦(2着+1着)が大きな転機になるだろうし、他にも魚谷や茅森などの実力派が控えているので、おそらくセミファイナルに勝ち上がるだろう。むしろ、パイレーツと似た状況にあるのは現状5位のファイト倶楽部であり、ヒサト以外の3名が不調であり、ヒサトまで負けてしまうと、ボーダーの6位を超えて7位以下まで落ちる可能性もあるだろう。
レギュラーシーズンは残り4日。来週の月・火・木・金に2試合ずつ、最後の16試合がおこなわれる。パイレーツの登場は8日(月)と12日(金)である。最後の最後で、近藤のような逆転大物手を積もって6位に滑り込んでほしい。鍵を握るのは瑞原さんだと思っている。
この配牌を大三元で和了できる人はほかにいないでしょうね。流石、最高位(4期)にして最強位(1期)の雀士。飯田正人に私淑しているところもいいね。歴代最強と言われる飯田の直径ということです。