竹林公園のお弁当

ヤズ・ガーデン・カフェ改組開店
昨年から老夫婦の同居が始まり、船岡の「竹林公園」にあるヤズ・ガーデン・カフェのお弁当が秘かな週末の楽しみになっていた。昨年までは週末の土・日のみの営業でしたが、ここのお弁当、結構人気があるものだから、予約しておかないと売り切れてしまったりしてね。人気のある原因はもちろん味が良いからですが、じつはボリュームもたっぷりで、大きなおにぎり2個とまわりのおかずがあれば十分夕食に早変わりする。昨年はコロナ禍でもあり、テイクアウトして家に持ち帰ることが多かった。難点は季節である。12月以降、雪のシーズンになると休業してしまう。


四月になって再開しただろうと判断し、現地に赴くと少々様変わりしていた。指定管理団体が変わり、当然のことながら厨房のスタッフも一変。驚いたことに、週末以外の平日も営業するのだという。予約しておいた弁当を受け取ったが、容量がやや小さめなので、山菜おこわも買った。これまで竹林公園を歩いたことがなかったので、散歩してみることにした。ところが、身障者には厳しい園路ですね。階段や砂利道がある(舗装路もある)。空気も肌寒く、患者が長時間歩くのは難しいと判断して、カフェに戻り、桜の樹の下のベンチでお弁当をいただくことにした。

ボリュームが減っていて、去年のおむすびが懐かしいな、などと愚痴をこぼしていると、新規管理団体の理事長さんが気にされて、追加で山菜おこわを一人前サービスしてくださった(自分たちが買った山菜おこわは夕食用)。葉山椒の香りが芳ばしい洗練した味がする。おにぎりは小さくなったが、サンドイッチ風の洒落たセンスで、全体に洗練された薄味の良い味付けである。ただ、容積が減ったのは間違いなく、この量だと夕食というよりも、昼の軽いランチがふさわしいであろう。
指定管理団体は「夢工房こばちゃん」を愛称とする障碍者支援系のNPOで、理事長さんはどうやら患者の高校の同級生らしい(互いに面識はない)。ブータン蕎麦粉もまた貧困層・障碍者支援の事業であり、結構愉快に情報交換できた。
