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麺場力皇(2)

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ちゃんこ風豚骨ラーメン

 力皇猛という元レスラーをご存じであろうか。最近になって、この人物が「戦後初となる奈良県出身の幕内力士」であることを知った。四股名は力桜。二所ノ関一門の同期に貴乃花、鳴門部屋の後輩に稀勢の里がいる。若手力士の育成には定評のある鳴戸親方(元横綱・隆の里)の指導の下、前頭四枚目まで上り詰めたが、親方の厳しい力士管理に反発して、1997年に角界を去る。二年後、全日本プロレスに入門した。四天王プロレス真っ盛りの時代である。教育係は小橋建太。2005年には、その小橋を破ってプロレスリング・ノアのGHCヘビー級王座を獲得し、3度防衛した。このほか数々の戴冠を果たしたものの、重度の頚椎ヘルニアのため2012年に引退した。力皇もまた四天王プロレス末期の犠牲者なのかもしれない。


力皇DSC_0273 稀勢の里のサイン(左)、壁一面に、ノアの小橋、秋山、NMB48のアイドルらのサインがひしめく。


 引退した力皇は、故郷に帰ってラーメン店を開業する。「麺場力皇」を検索してみると、たいそうな人気であり、コロナ禍のなかではあるけれども、このたび訪れることにした。昨日のトップ写真でごらんいただいたように、コロナ対策として店内を厳重に管理しており、なかなか中には入れない。門前に長い行列ができている。行列に加わっていると、女性がメニューをもってきてくれた。コロナ対策のため、「つけ麺、餃子」はなしとしている(在店時間を短くするためメニューを限定している)。力皇ラーメンは、豚骨醤油のどろどろスープが極太麺に絡んでおり、キャベツ、玉ねぎ、チャーシュー、鶏つくねをトッピングしている。並の量で大盛りの感がある。力士時代のちゃんこで得意とした鶏つくね(黒コショウが効いている)は絶品であり、全体として見栄えが良いとはいえないが、豪快なちゃんこラーメンといったところか。
 ご存じのとおり、普段は蕎麦屋めぐりを趣味としており、健康管理の問題もあるので、ラーメンは極力食べないようにしているのだが、四天王プロレスの実践体験者が奈良に居ることを知って、なんとしても訪ねたいと思い、家族で訪れた。みな「行ってよかった」「美味しかった」という感想であり、私自身も大いに満足した。どうか皆さんも機会があれば訪ねてみてください。


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↑濃厚味噌全部のせ(チャーシュー3枚、鶏つくね2個、煮たまご1個)


 さて、猪木は入院中であり、やつれた姿の映像がでまわっている。猪木とともに、日本のプロレスの時代は終わるのかもしれない。全日本とノアは主導者を失って久しく(合流したほうがいいのではないか?)、隆盛しているかにみえる新日本も、前田日明に言わせれば、「日本のルチャリブレ」状態であり、社会に影響を及ぼすような、あの時代の輝きを取り戻すことはもうないだろうと感じている。



↑GHCシングル王座時代の力皇。潮崎に決めた豪快なラリアトをみた解説席の小橋が「さすがチャンピオンのパワー」と絶賛している。

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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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