紅毛の梅酒


行基の廟か
最近、User YBBというアカウントメールが2通届いており、迷惑メールの類だろうと思いこんでいたのだが、その正体が有名な考古学者であることに気付いた。週末のメールには、以下のような短いメッセージが記してあった。
今日の朝刊、
奈良市菅原遺跡=行基の長岡院候補地で
多宝塔状遺構がでました。
円形に並ぶ側柱列と地覆の石の抜き取り。


これは大変な発見だ・・・ということで、ただちにネットで検索したところ、記事が溢れている。以下は毎日新聞の報道。 https://mainichi.jp/articles/20210520/k00/00m/040/202000c
宝塔/多宝塔の起源は私個人としても研究室としても重要な課題であり、急ぎ発掘主体であるところの二つの組織に電話連絡したところ、あれよあれよというまに現場視察の日程が決まり、明日(24日月曜日)、昔の知人の案内で総勢4名が菅原遺跡を訪問させていただくことになった。現地説明会を敢えて開催しない現場であり、視察の報告をどの程度やっていいものか、今は分からないが、またなにがしらの記事を書くつもりです。



苺の近衛兵
こんどはジンで梅酒を漬けました。やはり甘みのあるスピリッツを用意しようということで、ピンク・ストロベリー・ビーフィータを買ったの。値段はジムビーム・アップルとほぼ同じです(1,200円/本)。ビーフィータ(BEEFEATER)は有名なジンの銘柄ですが、意味がわからないので調べてみたところ、「英国王の近衛兵」あるいは「ロンドン塔の守衛」という由緒正しい称号があって、ボトルの側面にその絵柄を描いています。このほか「牛肉を食べる人」「ひどく栄養のよい赤ら顔の人」の意があり、ここから「英国人」の俗称にもなっているようです。戦国時代の日本語に置き換えるならば、「紅毛人」ですよね。当時、スペイン・ポルトガルのラテン系は「南蛮」、オランダ・イギリス系のアングロサクソンは「紅毛」と呼び分けられていた。ピンク・ストロベリーと深く結びつく酒の名前ではありますね。
恥ずかしながら、梅1kgに700mlでは足りなかった。もう1本買いに出る元気もなく、余っていたジムビーム・アップル半本を混ぜてしまいました。おかげで色は薄めのブラウンになっちゃったけれども、ほのかにピンクの色艶も残っている(いちばん上の写真)。今のところ、まだ味は馴染んでいないけれども、飲むのは半年後だからね。そこそこの味になってくれると信じています。


↑今年は山桜桃梅(ユスラウメ)が大豊作。史上最大の収穫ではないだろうか。250個以上、300個近いと思われます。ヨーグルトや蜂蜜によく合う自然の味。