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遅咲きの蝋梅

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花はどこへ行った

 毎冬の楽しみは蝋梅の切花で、昨年までの3年間、共通テスト(旧センター試験)前後から雲山のトスクに安く出回るので、家や演習室に飾って鑑賞し、その艶姿と芳香に魅入られていた。家では、額縁に収めた陳従周先生直筆詩の前に飾るのがならわしで、江南庭園に想いを馳せる。蝋梅が終わると、白梅・紅梅・白桃などに変わっていく。卒業前の季節であり、演習室では卒業生を送り出すためのささやかな演出としていたが、学生の側はそれを敏感に受け止めていたわけではないかもしれない。


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 今年は切花が消えてしまった。花はどこへ行ってしまったのだろうか。倉吉のMAD AMANO社長に問い合わせたところ、蝋梅は1月で終わったと言われ、落胆の念を禁じ得なかった。社長曰く、栽培農家が出品をやめたのだろう、とのこと。昨年1月末のトスク雲山の閉店が大きく影響しているように感じている。昨年は1月末から2月にかけて、当時4年のお嬢さんを背景にたくさん切花の写真を撮影した。わずか1年前のことなのに、ずいぶん昔の懐かしい想い出になってしまった。いま、わずかに行徳のトスク本店で小さな蕾の白梅を手に入れることができる。それを家と演習室に飾っていはいるものの、物足りなさこの上なし。蝋梅をみて思い出す人が多いからだと思う。

 そんなこんなで諦めていたところ、ある屋外で満開の蝋梅で出会った。嬉しくて、枝をもぎり、持ち帰って花瓶に活けようか、という欲望を抑え、写真を撮った。昔の恋人に再会したような気持ちになりましてね。やはり蝋梅がいい。ほかの花では記憶を辿り寄せられないんです。


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↑早く歌ってよ、と焦らされるのだけれども、歌への入り方も見事だし、なにより超一流ですね、ピート・シ-ガーは。

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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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