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朝飯前の一杯

焼肉ワインDSC_1186


新旧ワイン評

 ワインの感想が届きました。以前お知らせしたように、フランス在住40年の大家に1本の支援ワインを送ったところ、1ダースのワインを注文していただきました。前者(↓)は横紙ラベルのコルク栓、後者(↑)は縦紙ラベルの金物蓋です。金物蓋をみたとき少々不安な気持ちになり、実際に飲んでみて味の違いをはっきり感じました。美味い不味いはべつにして、恩義ある方の感想を転載しておきます。( )は私の補足です。


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お送りいただいた1本(横紙)が断然ワインらしく、注文して届いた12本(縦紙)はグレープジュース風でした。同封されていたパンフレットから推定すると、12本は standad マスカット・ベリー・A 種で、1本はvintage, sakyu, special selection のいずれか(メルロー、カベルネ・ソヴィニョン、あるいはその混淆)でしょう。前者(縦紙)は日本では好まれるのでしょうが、僕の感覚では、後者(横紙)の方がワインらしいものです。こんな機会に、貴重な経験をしました。
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 くどいようですが、1ダースご注文いただいた方の感想ですから、敢えて掲載しておくのですよ。もちろん支援は続けます。以下はジョークですので。

「散歩、たのしかったけど、ちょっとバテたね、一杯やるか?」
「えっ、朝ごはん前に!? また、叱られるわよ。」
「いや、グレープジュースさ。」
「それならいいけど、、、なんか、これお酒臭くない?」
「気のせいだよ、、、でも、ポカポカしてきたね。」
「ダーリン、それじゃ、ゴミ袋だしてきて。」
「へい、ビフォーブレックファスト!」
「・・・なにそれ?」
「朝飯前さ!」


 Jean_Ritchie.png

Whiskey before breakfast 楽器名はマウンテン・ダルシマー、アパラチアン・ダルシマー、ホグ・フィドルなど地方によって様々。19世紀初、アパラチア山脈のケルト系移民コミュニティに登場したのですが、故郷のアイルランドやスコットランドに類例がありません。材料等の節約のためフィドル(ヴァイオリン)を簡素化した可能性があるようです。ボディは指板の先端まで伸びており、ツィター科のフレット弦楽器に分類されます。 弦の数は3本または4本。上の演奏は3弦で、調弦はDAD。フレットの割付は全音階のみで、半音階の区分がないとか。 アメリカン・トラッドの原型はやはりケルトなんだね。





だれもが世界を支配したい

 上はバリトン・ダルシマーのメドレーです。1曲めの「In the Sweet By and By」はキリスト教の讃美歌のようです。「シーべグ、シーモア」に雰囲気が似ていますね。2曲めの「Battle Cry of Freedom」 は「自由(解放)の喊声」という邦題があります。南北戦争中(1862)の楽曲のようです。高田渡の緩いオートハープを思い起します。
 下はハンマー・ダルシマーという打弦楽器。中国の揚琴の類ですが、南アジア、中央アジア、東欧、中国・朝鮮などばかりか、ケルトにまで分布していて、やはりそれがアメリカに渡ってきたんだと思われます。これがピアノのプロトタイプでしょうね。なんで日本には入ってこなかったんだろう。曲はイギリスの二人組Tears For Fearsの大ヒット曲(1986)のようです。たしかに耳覚えのあるリフだな・・・Everybody Wants To Rule The World(だれもが世界を支配したい)。いま、そんな野心があるのはアルタイの地下都市に隠れている1名だけですよ。


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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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