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瀬戸際パイレーツ!

セミファイナル決戦の前に

 いまメジャーリーグの開幕戦をライブで視ています。大谷翔平はすでに降板しました。被安打4、失点1、奪三振9・・・スプリットの出来がよくなかったけれども、上々のピッチングだったと思います。レフトの守備がちょっと(連続して)ひどいので1失点は可哀想でした。
 さて、大半の読者にとって、パイレーツと言えば筒香嘉智(開幕戦4番で3打数2安打)でしょうが、私にとっては小林剛です。mリーグのレギュラーシーズンを首位で通過したパイレーツでしたが、予想どおり、セミファイナルでは急降下し、本日夜の最終戦2試合を残して6チーム中5位、このままではファイナルに進めません。成績は以下のとおりです。

1 KADOKAWAサクラナイツ 248.5pt
2 KONAMI麻雀格闘倶楽部 192.1pt(-56.4pt)
3 渋谷ABEMAS 181.7pt (-10.4pt)
4 セガサミーフェニックス 120.2pt (-61.5pt)
--
5 U-NEXT Pirates 76.9pt (-43.3pt)
6 EX風林火山 -69.4pt (-146.3pt)

 赤文字のチームはすでに16試合を終えており、ポイントは動きません。1位サクラナイツの通過は確定しており、4位フェニックスの120ポイントも決してわるくない数字です。今夜、残り4チームが2試合戦うわけですが、パイレーツは楽観できない瀬戸際に追い込まれています。実力そのままの位置にいると言っていい。他の強豪チームは、頼りがいのあるエース級の選手を2枚以上抱えているのに対して、パイレーツは結局、小林剛ひとりの獅子奮迅でした。昨年の録画を視ているようにね。おいおい、レギュラーシーズンMVPの瑞原はどうしたって、ことになるわけですが、残念なことに、パイレーツ急降下の発端となったのが、先発を任された瑞原の暴牌であり、そこから悪しき流れが止まらなくなりました。



 3月21日、セミファイナル開幕戦で、瑞原は南2局に6,300点獲得してトップ目に立った。続く南3局6順目、親の白鳥(アベマズ)がリーチをかけた。瑞原は間六索でテンパイしていたが、無筋の両筒を引く。解説の土田浩翔は「これは降りますね」と言い、私も中をアンコ落とししてローリングするものと思った。だから、瑞原が両筒を打ちぬいたときには目を疑った。信じられない。なぜなら、親のリーチ即の状況なんだから。一発がなければまだ押す意味もあったかもしれない。即で一翻アップするんですよ。果たして白鳥に親満12,000点を献上し、トップ目からラス目に転落。以後の2局も連続放縦し、ラスから這い上がることはなかった。レギュラーシーズンでは4着回避率3位(0.9048)のMVP選手の憐れな4着であり、以後のパイレーツの運命を左右する一打であったと言わざるをえないでしょう。それから第6戦で小林剛がトップを取るまで、5戦連続の非連帯(3位もしくは4位)であり、同様の循環がその後も続いた結果が現状の5位である。
 瑞原の戦術は強気の面前リーチであり、それでレギュラーシーズンのMVPを獲得したが、セミファイナル以降は事実上のトーナメントであり、皆ディフェンシブな打ち方をするので、ロースコアの試合展開になる。すでに条件戦が始まっていることを瑞原は意識しておらず(試合後「いつも通りに打った」とコメント)、続いて登板した2戦もラスを引く結果となった。3戦3ラス。今晩の登板もないだろうし、仮にファイナルに上がったとしても監督は起用を躊躇するであろう(男女差別では決してないけれども、トーナメントの重要な局面ではどのチームも男性のトッププロに委ねる傾向がある)。少し厳しいコメントになりましたが、わたしは瑞原さんの大ファンです。面前でお目にかかることがあれば、間違いなくサインをお願いしますよ。

 今晩は小林剛の2連投しかないのではないか。小林なら1試合はトップを取れる。もう1試合を2~3位で終わることができれば滑り込みの4着になってファイナルに上がれる可能性がある。最下位のEX風林火山は、昨年と同様、勝又の連投、アベマズも多井の連投か(昨年の反省があるなら1戦は白鳥かも)。コナミは滝沢-佐々木のリレーでしょう。
 実力を客観的に比較するならば、パイレーツは敗退が濃厚です。ではあるけれども、麻雀はどうしても運が左右するので、小林剛が嫌う表現を敢えて使うなら、良い「風」が吹いたらファイナルに進出できるでしょう(当たり前か)。



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泣くな、石橋!

予想に反して第1戦を託された石橋は、南三局親番の終盤でドラ(五萬)をツモ切り、松ケ瀬に12000点を放銃。万事休した。親番ではあったけれども、あそこはアガリに行くのではなく、ラス落ち回避をなにより重視すべき局面であった(個人戦ではなく団体戦なのだから)。だれがテンパイしているか分からない僅差の状況で、ドラを切るのは無謀ではないか(八萬を切れば放銃を回避できた)。なんとか三位以上に踏み止まるためにも辛抱すべき時間であり、その結果として逆にトップもありえたかもしれない。結局、パイレーツは最下位に順位を落としての敗退。実力です。泣くな、石橋!
mリーグでの戦いは終わったかもしれないが、目標を変えて、もういちど最高位に輝け!
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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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