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よみがえる盃彩亭(1)ー廃材でつくる茶室と菜園の整備

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劣化したカマド

 4月20日(水)、全体ゼミの活動として、裏山にある盃彩亭(廃材でつくる茶室)と茶室前後のカマド、菜園の維持整備に取り組みました。初めて訪れる盃彩亭でしたが、ブログを遡ってみると15年以上の歴史があって驚きました。最後に茶室で活動したのが、2020年8月5日であり、今回はおよそ2年ぶりに茶室周辺にゼミ生が集まりました(菜園は2021年1月に当時の4年生が冬野菜の植え付けをして収穫物もありました)。久々の大勢の来客に茶室も驚いていたのではないでしょうか。


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 茶室の前に沢山の落ち葉や枯れ木に埋もれたカマドがありました。元は2口カマドでしたが、この2年のあいだに半壊し、片方は完全に崩れていて跡形もありません。もう一方の釜焚き口も半ば埋もれていましたが、落ち葉や古木を掻き出し、周辺にあった古木などを組んで試しに火をつけて乾燥させると、ちゃんと機能して安心しました。そこで活躍したのが新3年生の古武術家MT君です。以前空手を修行していたころ、火おこしも師匠から厳しく指導されたのだそうです。


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茶室内部の清掃

 茶室内は雨風の影響や、長らく誰も使っていなかったためか、土埃などで荒れていました。ゴミを箒で掃き出したり、放置されていた諸々の道具等を外に出して庇の下に並べました。こうして内部も見違えるほど綺麗になりました。綺麗にすると、色々見えてくるものがあって、先生が海外で買ってきたカウベル(ラオス)、マニ車(ブータン)、ガルーダ(バリ)などの骨董を発見しました。学生が何度となくカウベルに触れるので、心地良い音が聞こえてきて癒されました。今回初めて実際に茶室内部をみたのですが、畳敷きに障子張りの窓、「森羅万象」の掛け軸、行灯を備えた土間もあり、本当に小さな和室でした。これを十数年前に学生たちが作ったのが信じられないほどです。また近い未来、ここでお茶をできる日も遠くないかもしれません。


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菜園の草抜きと畝の作り直し

 茶室のさらに奥の菜園スペースは、草が生い茂っており、正直「これが本当に菜園なの?」と初めは思いました。ぱっとみはただの空き地にしか見えないのですが、よく見ると、2年前の4年生がこしらえた畝がそのまま残っています。しばし草抜きすると、畝がはっきり現れ、その土を耕して、見違えるようになりました。今はまだ何も植えていませんが、ハーブや獅子唐などを育てて、菜園を再開してみたいですね。


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五輪塔の供養

 茶室の裏側には、摩尼寺「奥の院」遺跡で発掘された五輪塔の遺物が集められていました。五輪塔は無縁仏を祀る小塔であり、摩尼山の場合、秀吉の鳥取城攻めの際に戦死した兵の魂を祀ったものであるかもしれないとのこと。言われるまで気が付かなかったので、なにか無礼なことをしていないか心配です。活動終了後にメンバー全員で水をかけ、拝んで帰りました。


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 わずか3時間ばかりの活動でしたが、廃屋のようになっていた茶室が息を吹き返したように感じました。まるで、盃彩亭が学生たちに利用されていた時代が蘇ったようだ、と先生も喜ばれております。また、作業を通してゼミ生相互の交流ができて楽しかったです。この2年、感染症対策の影響などもあって、生徒間の交流も控えめでしたが、久々に和気あいあいとした雰囲気を味わえました。これをきっかけに、今年はもっと仲良く元気よく活動していきたいです。そして茶室や菜園なども定期的にメンテナンスをする必要があるので、今後どう活用していくか検討していきたいところです。(先っぽ)


0420茶室03ガルーダ01 0420茶室02カマド05大勢02縦sam


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《連載情報》よみがえる盃彩亭
(1)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2564.html
(2)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2569.html
(3)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2580.html
(4)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2591.html

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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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