よみがえる盃彩亭(3)ー廃材でつくる茶室と菜園の整備


ハーブを植える
5月10日(火)。普段より少し早く集まり裏山の茶室「盃彩亭」菜園にて、追加分の苗を3株植えました。先生が奈良から買って帰ってきたハーブ(ペパーミント1株、レモンバウム2株)を畝の隙間に植えました。日当たりを考慮して苗を全体的にずらしたのですが、まもなく先輩たちがあらわれて、全体の苗の位置を再調整されました。前回に植えた苗(獅子唐・唐辛子の類)を移植する際、確認したのですが、根がきっちり伸び出していました。一般的な畑に比べ日照や水はけが良い条件にあるとは言えないと素人ながらに 思っていたところ、目に見えた形で成長していて一安心です。院生の滅私さん曰く、ちびだったレタスも一回り大きくなっているそうです。

茶室を測る
今回の卒論ゼミのメイン活動は上記の茶室の実測・採寸です。来週おこなう河原宿の空き家T01家の実測に向けた演習です。講義の関係で先生と院生は少し遅れてくるとのことで、『民家の見方 調べ方』とにらめっこし、とりあえず書いてみることに。方眼紙に建物の枠取りをします。最初間違えてしまいましたが、大きさの基準と して半畳を10㎜×10㎜(1マス5㎜の方眼紙では2×2マスで半畳とすべきを、1×1マスで描いてしまい、先生から拡大修正するよう指示がありました。そして、枠に柱を描き、次に間仕切り建具を描きます。今回は壁と引き込み戸だけでした。最後に囲炉裏等も描き込みます。採寸は、柱間は柱などを部分で計るのではなく、通しの寸法をとるスキルを学びました。
実測・採寸は初めての体験で、特に最初は先生がいない状態での挑戦で不安でしたが、ひとまず形にはできたと思います。自分たちで描いた実測図を基に、院生のテイさんと私はCADで清書します。テイさんはその日のうちに完成されました(私はまだ四苦八苦しています)。ご覧のように、いびつな形になっています。先生によると、これは茶室の4面ずべてで寸法をとったことによるそうです。直交2面だけにすると長方形もしくは正方形で表現できるとのことです。わたしは今、CADに苦闘していますが、手描きの平面図はもちろんCAD のスキルも磨き、手早く正確な図面を仕上げることのできるよう努力していきます。(4年 こしひかり)



【テイ君のAUTO CAD】 心々寸法で描け、と指示したんですが、内法になってますね。要改善!

斑点病か
5月12日(木)14:45~ ここ二日間雨が続いているので、水やりはせず、除草のみおこなった。畑の一部の配置が変わっていた。滅私君に聞くと、苗の追加と日当たりを考慮した配置変えがあったとのこと。
茶室から見て右奥の苗の葉に茶黒い斑点を発見。調べてみると、カビなどが原因で起こる斑点病が考えられた。応急処置として斑点のある葉のみ除去した。(こばこー)


浜湯山のボランティア開始
5月13日(金)。午後より浜湯山のらっきょう畑へ。オーナーのM氏夫妻とこばこーが初対面。14日(土)よりボランティア開始となった。働きすぎないよう、学業とバランスをとってほしい。



《連載情報》よみがえる盃彩亭
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