ウクライナの風に吹かれて(18)

WWUT-徳島公演
鳥取公演の後、ナターシャ御一行は、山口-広島-岡山をまわって四国入りされた。14日に徳島公演があり、高校・大学時代の友人が駆けつけるというので、急ぎWWUTのシャツを送った。WWUTのTは鳥取のイニシャルだが、徳島のイニシャルにもなる。と思って送ったのだが、あろうことか、NHKニュースに一瞬映ったというではないか。確認してみると、たしかに2秒ばかり友人が画面にあらわれ、「すばらしい」と述べている(↑↓)。シャツは青のLサイズ。ロゴはほとんどみえない。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20221014/8020015889.html
徳島公演が決まったのは遅く、実質の広報期間は三週間程度だったと記憶する。我が鳥取は、春から企画を始め、6月ころから仮チラシをもってどぶ板選挙のごとく歩きまわり、ポスターが完成して記者発表したのが一月半前。以後はもうガムシャラに動いた。徳島の場合、会場が重伝建「脇町」に近い山間部の美馬市だったこともあり、集客が不安視された。友人の見方では、収容定員500人のホールの前半分程度だったというから、250~300人というところであろうか。寄付金がない、というほどの状況ではないけれども、地元主催を務めた経験者として少々心配している。
さて、徳島公演を検索すると、以下のようなニュースを見つけて驚いた。
ウクライナ出身の歌手が知事と面会
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20221011/8020015865.html
「かわいそうではなく国に興味を」 ウクライナ出身歌手がコンサート
https://news.yahoo.co.jp/articles/82095b8583afb2f8c810cce58410a5bbe9077275
今回のチャリティ公演は各県均一で、地域ごとの申し出は断る、というのがオフィス・ジルカ(以下、オフィスと略)の方針であり、私たちもほぼすべてのアイデアを拒否されていた。徳島だけ公演の3日前(11日)に知事と面会というのは明らかに特例である。遅れがちだった広報を挽回する最後のテコ入れだったのかもしれない。それにしても3日前の11日とはどういうわけか。CFU47のスケジュールを確認してみたところ、13日が愛媛公演となっている。愛媛に先駆けて一旦徳島入りし、愛媛公演後、徳島に戻ってきたということなんだろう。
ところで、Tシャツはもう1ヶ所送っています。じつはそこもイニシャルTなの。
風が吹けば、チャリティ商売
ナターシャグジー鳥取公演の聴衆満足度は非常に高いものであった。ただし、私どもの不満がなかったわけではない。分散入場・退場の無視には呆れたが、翌日さらに驚くべき通報があった。最前列に座るマダムたちが飲食禁止のホールにお菓子を持ち込んでむしゃむしゃ食べ、ペットボトル飲料を飲んでいたというのだ。それも、休憩中ではなく、公演中にである。歌手の視界に入る席での行為にショックを受けた方の通報である。鳥取の民度たるや、この程度か。
一方、何名かの親しい知人に「忖度なく感想を聞かせてほしい」とお願いしたところ、「第2部はMCが長かった。営業に走っているという印象」という返信があった。これについては、私も同意見であり、チャリティという名の商売を歌手が匂わせた点、少々残念である。ここではっきりしておきたい。地元主催者は「必要経費を除く全額を寄付」だが、オフィスは「収益の一部を寄付」としている。一部とは、どの程度なのか。1%か30%か、だれも明言していない。最近、歌手の古い衣装を購入して寄付にあてようという女好きの御仁がいたので、それはチャリティ商売の販売物であり、さほどの寄付金にはならない。寄付がしたいなら、ユニセフ等の避難民窓口に送金すべきだと私は答えた。こうしたチャリティ商売については、すでに学生たちも一定の情報をもっている。
同様の疑問点は、CFU47ツアー全体にも感じないわけではない。オフィスは全国チャリティツアーという大変な仕事に取り組んでいるが、現在の陣容で遂行するには無理があり、その皺寄せが地元主催者に及んで、過酷な労働を強いている。コロナ蔓延の8月には「自粛するな(コンサート中止するな)」というお達しまであり、そんなことまで指示される覚えはないと反論した。少々大げさかもしれないが、まるで女王蜂と働き蜂のような関係があり、そうした支配-被支配の息苦しさはおそらく地元主催者を経験した者にしかわからないであろう。こんな関係では、支援の輪はひろがらない。輪は縮んでいく。開催責任を担うのはもう懲り懲りだと感じている主催者が多いであろう。
風が吹けば桶屋が儲かる。今はそういう時期である。いずれ風は已む。そのときにまた全国ツアーがやれるのか。はなはだ疑問に思っている。
《連載情報》ウクライナの風に吹かれて
(1)CFU47ナターシャ・グジー 鳥取公演 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2606.html
(2)8月23日の記者発表と報道 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2607.html
(3)県民ふれあい会館ホールの下見 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2608.html
(4)鳥取大学での広報活動 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2609.html
(5)学術講演会予報(1) http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2610.html
(6)故郷-ふるさと http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2612.html
(7)『政経レポート』1500号-CFU47鳥取公演 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2613.html
(8)『政経レポート』1501号-学術講演会予報(2)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2615.html
(9)但馬の報道 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2616.html
(10)播磨・河原・大正琴 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2618.html
(11)ユリアさん登場、講演会報道 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2619.html
(12)FM鳥取に出演します http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2620.html
(13)FM鳥取に出演しました http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2621.html
(14)開場時刻の変更! http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2622.html 13:00開場
(15)当日券の販売 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2623.html
(16)講演会満員御礼 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2624.html
(17)満員御礼 CFU471鳥取公演 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2625.html
(18)WWUT-徳島公演 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2626.html
(19)環謝祭に出店 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2627.html
ナターシャグジー鳥取公演の聴衆満足度は非常に高いものであった。ただし、私どもの不満がなかったわけではない。分散入場・退場の無視には呆れたが、翌日さらに驚くべき通報があった。最前列に座るマダムたちが飲食禁止のホールにお菓子を持ち込んでむしゃむしゃ食べ、ペットボトル飲料を飲んでいたというのだ。それも、休憩中ではなく、公演中にである。歌手の視界に入る席での行為にショックを受けた方の通報である。鳥取の民度たるや、この程度か。
一方、何名かの親しい知人に「忖度なく感想を聞かせてほしい」とお願いしたところ、「第2部はMCが長かった。営業に走っているという印象」という返信があった。これについては、私も同意見であり、チャリティという名の商売を歌手が匂わせた点、少々残念である。ここではっきりしておきたい。地元主催者は「必要経費を除く全額を寄付」だが、オフィスは「収益の一部を寄付」としている。一部とは、どの程度なのか。1%か30%か、だれも明言していない。最近、歌手の古い衣装を購入して寄付にあてようという女好きの御仁がいたので、それはチャリティ商売の販売物であり、さほどの寄付金にはならない。寄付がしたいなら、ユニセフ等の避難民窓口に送金すべきだと私は答えた。こうしたチャリティ商売については、すでに学生たちも一定の情報をもっている。
同様の疑問点は、CFU47ツアー全体にも感じないわけではない。オフィスは全国チャリティツアーという大変な仕事に取り組んでいるが、現在の陣容で遂行するには無理があり、その皺寄せが地元主催者に及んで、過酷な労働を強いている。コロナ蔓延の8月には「自粛するな(コンサート中止するな)」というお達しまであり、そんなことまで指示される覚えはないと反論した。少々大げさかもしれないが、まるで女王蜂と働き蜂のような関係があり、そうした支配-被支配の息苦しさはおそらく地元主催者を経験した者にしかわからないであろう。こんな関係では、支援の輪はひろがらない。輪は縮んでいく。開催責任を担うのはもう懲り懲りだと感じている主催者が多いであろう。
風が吹けば桶屋が儲かる。今はそういう時期である。いずれ風は已む。そのときにまた全国ツアーがやれるのか。はなはだ疑問に思っている。
《連載情報》ウクライナの風に吹かれて
(1)CFU47ナターシャ・グジー 鳥取公演 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2606.html
(2)8月23日の記者発表と報道 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2607.html
(3)県民ふれあい会館ホールの下見 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2608.html
(4)鳥取大学での広報活動 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2609.html
(5)学術講演会予報(1) http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2610.html
(6)故郷-ふるさと http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2612.html
(7)『政経レポート』1500号-CFU47鳥取公演 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2613.html
(8)『政経レポート』1501号-学術講演会予報(2)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2615.html
(9)但馬の報道 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2616.html
(10)播磨・河原・大正琴 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2618.html
(11)ユリアさん登場、講演会報道 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2619.html
(12)FM鳥取に出演します http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2620.html
(13)FM鳥取に出演しました http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2621.html
(14)開場時刻の変更! http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2622.html 13:00開場
(15)当日券の販売 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2623.html
(16)講演会満員御礼 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2624.html
(17)満員御礼 CFU471鳥取公演 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2625.html
(18)WWUT-徳島公演 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2626.html
(19)環謝祭に出店 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2627.html