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ウクライナの風に吹かれて(番外編)

WWUT-東京公演

 以前述べたように、もう一つのWWUT地域で以下の超オススメ「特別講演」が本日開催されました。

CFU47「希望の大地」チャリティーツアー 東京”特別”公演
ウクライナの歌姫 ナターシャ・グジーコンサート
[ 出演 ] ナターシャ・グジー(歌・バンドゥーラ)
[ ゲスト ] 井上鑑(Pf.Acc.) マレー飛鳥(Vln.) 三沢またろう(Perc.)
    古川昌義(Gtr.) 市川慎(箏) and 吉田兄弟(津軽三味線)
[ 時間 ] 開場 14:00 開演 15:00
[ 料金 ] 6,000円(全席指定) ※未就学児童不可
[ 会場 ] かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール


 2016年のバルセロナ~キエフ公演のメンバーにギターやパーカッション等が加わって、お値段も6,000円とお高くなっています。もちろん平日の勤務時間中ですから、足を運ぶことはできませんが、正直、私はもう3度も公演に参加しており、お腹いっぱいの状況です。キエフ公演等のDVDを視聴する限り、私にとってはむしろ少人数のソロとピアノ(小関基之さん)のセットがいちばん良い。だから、出雲と鳥取が最上であったと確信しております。
 東京在住のWWUTメンバーが早速感想をショートメールで送信してきたので、その応答を掲載しておきます。

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Q:終わりました、良かったです。バンドゥーラ面白かった。チェンバロ感。

-すごくよく出来た撥弦楽器だね。左手だけで低音部(ギターのネック部分)を奏でるところが先進的。パットメセニーが使うピカソ(リンダ・マンザー制作↓)と似ているが、バンドゥーラの方が洗練されている。問題は調弦の不安定さなんだけど。

Q:とくに変だとは感じなかったよ。

-わたしが聞いたなかでは、大阪と出雲が不安定でね。ネック部分(低音弦)の高フレットで明らかに音がずれていて、出雲ではステージ上で調律の道具を持ち出して直していた。鳥取は普通に聴こえたけど。

Q:箏(こと)も面白かった。

-あの若者(市川さん)はすごいね。バイオリンが前に出すぎてなかったか?

Q:バイオリンはそう言われればそうだったかもしれないけど、お上手って感じでむしろ気にならなかった。

-音が多すぎる。歌い手の良さを引き出そうとしていない。自分の力を誇示したい。「鳥の歌」のインストも聴いたが、全く良くない。音が多すぎることで曲を台無しにしていることに気づいていない。

Q:三味線は、演奏自体は良かったんだと思うけど、歌姫の声との相性が悪かったのかなという印象。

ーバンドゥーラと津軽三味線の相性が良くないのは素人でも容易に想像できる。なにより吉田兄弟をよぶプロデュースが良くない。ああいうペンタ系の音楽はロックバンドと共演していればいいと思う。


ピカソ01 ピカソ03 ピカソ02
ピカソとパット・メセニー





Q:まあでも前のマダムたちは吉田兄弟目当てだったっぽく喜んでましたよ。

-デカイのかもしれんな?

Q:歌姫の友達だと本人は言ってたけど。客は若い世代をほとんどみなかったな。ほぼ50over

-2016キエフ・コンサートのステージで、ナターシャはウクライナ語で「箏がお気に入り」だと述べているが、三味線に関してはノーコメント。吉田兄弟は、ピアノの井上鑑と繋がりが強いと聞いている。ところで、今日の聴衆どれぐらい?

Q:ほぼ埋まってたようにみえたけど、昨日の夕方の時点でも予約可能だった。私の周りは撮影ゾーンだったのでガラガラだったから、全席の8割強は埋まってた、結局フルで何席なのか?

-調べたよ。モーツァルトホールは1318席。1000席以上埋まっていたということだな。6000万円以上の収入だね。田舎で集客に苦しむのとは大違いだな。


秋田CFU47


WWUA通信

 一方、12月に東北に行くことになりそうで、久しぶりに秋田に電話して、故H先生の墓参りをしようということになった。彼もCFU47の地元主催者であり、7月に公演を終えている。結果と感想を聞いてみた。
 聴衆の公式発表は230名。赤字かと心配されたが、寄付が多額あり、結局、アンカーに50万円以上送金できたとのこと。準備期間が短かったので、聴衆が少なかったのは已むをえません。大事なのは寄付であり、この額になったことを祝したい。
 地元開催者としての感想は、ほぼ我々と同じ。主催はもう懲り懲り。何か提案すると、「次回があるので、今回は言うことを聞け」の一点張り。次回は「ない」のです。楽しみながら労働奉仕しないと、仕事は続かない。搾取されてばかりの労働はまっぴらご免だ。チャリティ商売の縁の下を支えるのは1回で十分さ。何度でも書いておきます。オフィス・ジルカはこのまま今のやり方で全国ツアーを進めても、地元主催者を失い続けるだけ。支援の輪はひろがらない。中央集権的支配は短命に終わります。


《連載情報》ウクライナの風に吹かれて
(1)CFU47ナターシャ・グジー 鳥取公演 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2606.html
(2)8月23日の記者発表と報道 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2607.html
(3)県民ふれあい会館ホールの下見 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2608.html
(4)鳥取大学での広報活動 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2609.html
(5)学術講演会予報(1) http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2610.html
(6)故郷-ふるさと http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2612.html
(7)『政経レポート』1500号-CFU47鳥取公演 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2613.html
(8)『政経レポート』1501号-学術講演会予報(2)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2615.html
(9)但馬の報道 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2616.html
(10)播磨・河原・大正琴 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2618.html
(11)ユリアさん登場、講演会報道 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2619.html
(12)FM鳥取に出演します http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2620.html
(13)FM鳥取に出演しました http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2621.html
(14)開場時刻の変更! http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2622.html 13:00開場
(15)当日券の販売  http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2623.html
(16)講演会満員御礼 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2624.html
(17)満員御礼 CFU471鳥取公演 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2625.html
(18)WWUT-徳島公演 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2626.html 
(19)環謝祭に出店 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2627.html
(20)論説コラム「風速計」 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2631.html 

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Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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