エスニック料理のフードスケープ(6)

10月27日(木)、1年生がブータン精進料理の試作をした。ブータン産の蕎麦粉をもちろん使っています。
蕎麦皮餃子ヒュンテ
蕎麦打ちに苦労した。レシピに水の量が書いていなかったため、水の量が分からず、最初は水を多く入れてしまい、生地がべちょべちょになってしまった。水は少しずつ注いでいくのがいいと分かった。先生の指示により、生地はそば粉に小麦粉を8:2~7:3の割合で混ぜることにした。こうしないと、蕎麦皮生地がちぎれたり、ひびが入りやすい。味は意外においしかった。
餡(具材)については、カブラのみじん切りをチーズで包んだ。はじめカブラを炒めていなかったが、先生から炒めるよう指示があったので、一部の具材を炒め、一部の具材を生とした。味は意外においしかった。



ただし、炒め具材をチリペッパーで味付けしたところ、カレー風味がつよくなったので、控えたほうがいい。むしろ、マーガリン(精進なのでバターの代わり)や山椒、生姜などで味を整えたい。あとは、生地の乾燥を防ぐための方法を考えなければいけない。(1年SE)
《教師アドバイス》
ちょっと蕪の量が多くて、具材全体が生臭い感じがした。マーガリンで炒めれば、かなり風味が変わるはず。インド的なきつい香辛料はあいません。ハバネロ少々、山椒少々、生姜はそこそこってとこかな?



プタ-蕎麦パスタ
《試作1回目》
塩と油を入れすぎた。麺を茹でる時間が長すぎた(約6分)。茹ですぎにより麺がベタベタになった。また、ザルを使用せずに水切りしたため、麺がベタベタになった可能性もあり。
味の感想: 塩と野菜ブイヨンの入れすぎによりとても塩辛くなった。また、麺がベタベタになり、蕎麦のツルツル感が失われた。
《試作2回目》
麺の茹で時間を短くした(約4分)。ザルを持ってきて水切りをした。トッピングに、ヒュンテ班の使い残しのカブの葉を追加してみた。塩を最後に少々ふり味を調えた。1回目よりはかなりあっさりした味になった。トッピングは、干し椎茸、ミツバ、麩。
麺を炒める際に生姜を入れた。椎茸の残り汁を試しに入れてみた。しかし、それほど味に違いは出なかった。
味の感想: 1回目よりはあっさりした味になり、麺のベタベタもなくなった。 しかし、今度は麺が少し硬めになったので、茹で時間の再調整が必要と思われる。
《反省と課題》
麺の茹で時間を調整する。今回4分で少し硬く、6分でベタベタ になったため、次回は5分とする。ペペロンチーノのように、ハバネロや生姜を先に植物油で炒めてから、麺をからめる。干し椎茸や麩を水で戻さずそのまま使う。残り汁を使わなかった場合、食材が無駄になってしまうから。(1年KS)


試作1回めのべたべた状態
《連載情報》エスニック料理のフードスケープ
(1)プロ研始動 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2632.html
(2)フォーとボルシチのレシピ http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2633.html
(3)ブータン精進-プタとヒュンテのレシピ http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2634.html
(4)ボルシチのフォー 試作(1) http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2640.html
(5)ブータン蕎麦のきつね味-精進の苦悩 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2641.html
(6)プタとヒュンテの試作(1) http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2642.html
(7)エマダッツィ復活 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2644.html
ウクライナの風に吹かれて
(15)環謝祭に出店-ごちゃまぜBOX http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2627.html