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第4回建成遺産国際学術シンポジウム(上海)での招聘講演予報

 来たる10月20日(金)〜22日(日)、上海留学時の母校、同済大学で開催される第四届建成遗产国际学术研讨会(第4回建成遺産国際学術シンポジウム)で招聘講演することになった。

Regulation and Innovation: Regeneration of Historic Built Environment in Urban Development
(規制と革新: 都市発展における歴史的建築環境の再生)
https://mp.weixin.qq.com/s/Culz-_8pz-4f9hNpmo_LcA

 最初の打診は7月にあり、もちろん受諾したのだが、その後、福島原発の放水問題が影響したのか否かは不明ながら、8月下旬から動きが鈍くなった。招聘中止か、オンラインもありうると思いつつ、交渉を重ねていた。そのころから、国際旅行社に相談するようになり、中国のビザが異常に取得し難くなっていることを知る。手続きは厄介きわまりない。1)全ての前提として公印を含む正式な招聘状(pdf)が必要であり、2)申請外国人のアンケートは83項目もあり、3)ビザ用写真は厳格極まりなく、4)すべての書類がそろった後、大阪の中国ビザセンターにまで出向いて、指紋と顔写真をとられ、自ら申請しなければならない、ということであった。中国はいままさに国慶節の長期休暇中だが、この休暇のおかげで領事館の仕事も動かないので、9月下旬までに申請しないと渡航にまにあわないとアドバイスされた。
 ほとんどもう諦めかけていた9月末になって、ようやく正式なオファーのメールが届き、ビザを取得できる目途もついたところではあるけれども、これから発表論文やパワポの準備を急がねばならぬと思うと頭が痛い。なにぶん病気の後遺症は完全に解消したわけではなく、以前のような馬力がないところが心配の種である。それでも、4年ぶりに上海を訪問できるのは本当に嬉しい。ビザの問題があり、家内を同伴できないのが残念で仕方ない。

 以下、中国語の論文概要と目次を示しておく(今後、改訂・圧縮の予定)。


《论文提纲》 古民居再生的新轴线——在人口减少地区寻找"居场所"
古民家再生の新機軸-過疎地にさぐる居場所のあり方
New Axis in the Revitalization of Traditional Japanese Houses
- Wellbeing Places to Dwell in the Depopulated Areas –
 
《目录》
1.日本的人口稀少和人口过密问题与古民居再生
1.1 日本海沿岸地区的严重人口流失和老龄化问题
1.2 人口减少地区和“居场所”的各种问题
2. 作为文化遗产保护的古民居
2.1. 古民居的文化遗产指定
2.2. 街景保护和“登录”文物民居的再生
3.真实性和舒适性-神奇的 "竹所"庄
3.1 对古民居建筑构件再利用的反思
3.2 卡尔-本格斯(Karl Bengs)的挑战
4.余论-借鉴不丹的古民居利用和“居场所”
4.1 国民幸福指数(GNH)的理想与现实
4.2 GNH式生活体验
4.3 真实的生活空间-有形文化和无形文化的融合
5.结论-重新发现隐藏在人烟稀少地区的"居场所"

《论文摘要》
 日本在 20 世纪 60 年代经历了土地快速开发时期,当时文化厅对全国 47 个都道府县的民居进行了紧急调查,许多古民居被指定为文化遗产。被评定为国家指定重要文化遗产的民居具有很高的历史价值,就像考古标本一样,被冻结或经过复原以保持其古旧的状态。作为文物的古民居不关注适应现代生活的舒适性的提升,居住者必须从中搬出来,在附近建立新家。在人口持续减少的地区,由于预算不足、后继乏人以及需要应对雪灾和地震等灾害,文物古民居常常难以维系,其中一些甚至被迫从文物中除名。另一方面,也有作为重要传统建筑群(制度始于1975年)的一部分,或成为登录有形文物(制度始于1996年)的古民居,针对这些类型则制定了新的政策,允许其“只要外观保持不变,就可以自由进行内部翻新”,生活舒适度也有望得到改善。然而,内部装修的自由度过大,又可能会折损古民居的内在价值和魅力。
 前东德建筑师卡尔-本格斯(Karl Bengs,1942-)就是在解决这一矛盾的路上不断前行的人之一。卡尔在日本北陆地区新泻县的一个濒临消失的聚落——竹所(Taketokoro)居住了近 30 年,并持续进行古民居的再生实践。其最知名作品是自宅“双鹤庵”和工作室兼咖啡馆“松代卡尔-本格斯之屋”。双鹤庵的外观延续了北陆地区特有的“中门造”(L型平面),内部保留了外露的木结构,通过积极导入现代风格或东欧风格的家具和室内陈设,形成了日式与西式融合、新旧融合的再生风格。松代卡尔-本格斯之屋原本是一栋明治末期的旅馆,同样将日本传统木结构与东欧风格的内饰和古董进行了结合。这两个作品既有历史的厚重感,又舒适宜居。此外,卡尔还经常使用一种手法,即把老房子的外墙改成德式半木结构(Half-timber)。即使在这种情况下,内部也保留了日本传统木结构,达成日式和西式风格之间的精妙平衡。卡尔的再生手法虽然与文物那种冻结保护的方式不同,但却充分表达着历史建筑的真实性,同时也提供了舒适的居住环境。正因如此,这些作品非常受欢迎,尤其是从城市退休的人们很喜欢购买卡尔先生的作品,然后移居到竹所周边降雪量大又人烟稀少的地区,在被大自然环抱的古民居里享受慢生活。日本海沿岸地区的人口减少和老龄化,导致当地失去了活力,生活在那里的人们的自豪感也越来越低。但是,只要探索适当的方法,就能让它们完全恢复活力,摇身一变成为幸福家园。这是一位从国外移民来日本的老建筑师教会我们的。


《連載情報》我在上海
(1)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2690.html
(2)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2691.html
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第4回建成遺産国際学術シンポジウム(上海)での招聘講演予報
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古民家再生の新機軸ー過疎地にさぐる居場所のあり方
(1)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2673.html
(2)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2676.html
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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