fc2ブログ

崖と建築のヒエロファニー 三徳山《日本遺産》フォーラム(報告1)

1124たかや01ドルジ横山 1124たかや01ドルジ横山sam 元P4バイト学生と


若桜のエクスカーション

 11月24日(金)、プレ三徳山のエクスカーションで若桜の不動院岩屋堂を悠々と案内している予定であった。が、わたしはまだパワポを作り続けていた・・・まぁ仕方がない。学内でのプレゼンならいざ知らず、一般の文化財愛好者を前にして標準レベル以下の内容を露呈するわけにはいかないのである。それなりの対応をするしかない。筑波一行は予定どおり空港に到着してリムジンで鳥取駅をめざし、岡山から来鳥するドルジ君と迎えの滅私くんに合流した。そこで、作業中の下宿にいったん集合してもらうことにした。11時になっても、まだパワポはできていなかったが、全員でそば切り「たかや」をめざした。5人中4人はわたしと同じ辛みおろし(冷)を注文し、ドルジ君だけは季節限定「きのこ蕎麦」(温)を注文した。


1124たかや02おろしソバ02山田 1124たかや02おろしソバ01


 みな美味しいと言ってくれてうれしかった。昼食後、わたしは下宿に戻ってパワポづくりの詰めを再開した。残る4名は滅私車で不動院岩屋堂をめざす。案内人はいないが、この方法以外選択の余地はなかった。午後2時半ころ、ようやくパワポが完成し、事務局にデータを送信した。そして、若桜行のメンバーに電話したところ、「やはり先生が必要だ」との返答を受けた。たとえば?と訊ねた。岩屋神社の拝殿の奥に本殿らしい建物が2棟建っていたんですが、あれはなぜですか・・・という。


1124たかや01屋外01 1124たかや01屋外01sam 1124たかや01屋外02


1117岩屋堂と岩屋神社01 1117岩屋堂と岩屋神社02遠景01


本殿と権殿-テンポラリーな神殿

 若桜に向かった。若桜駅の駐車場で案内板をみながら、学生に電話していると、お節介なおじいさんが駅舎からでてきて、諸々ご説法いただきました。わたしは電話と会話しているのだが、老人はずっとわたしに話しかけていた。
 それから町並みを車で一回りし、蔵通りで一行と落ち合って、駅前の新しい木造建築のカフェにしけこんだ。珈琲を注文したが、時間がない。それでも、電話で質問された岩屋神社に本殿が2棟ある問題について説明しておこう、と思った。いわゆる本殿と権殿(仮殿)の並置なのだろうと考える。神社は古代にあって、伊勢神宮のような式年造替をしていたが、とりわけ戦国時代以降、貧窮化し、造替できなくなって、遷宮のための仮殿(権殿)を常設するようになる。京都の上賀茂神社本殿がその代表例だが、岩屋神社もそうなのであろうと私は思っていた。これを説明するにあたって、中国語訳では漢字を読めば済むので楽だが、英語訳はみなとまどった。本殿は main hall か main temple でよいとして、仮殿(権殿)はどうするか、結構悩んだあげく、 temporary を使うべきか、ということになった。temporary hall, temporary temple, temporary shrine などの訳語がふさわしい、ということでよいのであろうか。


0717岩屋神社00本殿仮殿01 1117岩屋堂と岩屋神社03


 それにしても、時間がない。4人は苦い珈琲を啜り飲み干して、午後4時14分発の若桜鉄道に乗った。運転手は車で郡家駅へ。元助教が親しかった元々助教に会いたいということで大学に寄り、留学生と元助教を元々助教に預けて、ASALABのメンバーは明日三佛寺の会場に持ち込む報告書類などを段ボール箱に収め、20分後に大学を出た。


1117岩屋堂01 1117岩屋神社03 1117岩屋神社02 1117岩屋堂と岩屋神社04


タオカフェにて
 
 駅南にある夕食会の会場「タオカフェ」にたどり着くと、教育長とガキオ技師はすでにノンアルコール・ビールを呑んでまっていた。それから一時間あまり、楽しい夕食の宴となったが、やはり日本人が多いのは接待としては外国人にはよくないと思った。どうしても日本語を話す時間が長くなるからである。みんな英語を話す努力をしないといけない。発表を予定している若者たちは宿舎に戻ってもスピーチの練習をしていることだろう。わたしは帰宅し、コンビニで仕入れたチリワインを飲んだら、深夜に目が覚めた。それで、こうして雑文を書いている。風呂に入るか。明日の朝、給油を忘れてはいけない。


1124若桜01カフェ01 若桜駅前の新しい木造カフェにて

1124不動院01記念01 1124タオカフェ01夕食会01 (左)不動院記念写真 (右)タオカフェ夕食会


《連載情報》崖と建築のヒエロファニー 日本遺産《三徳山》フォーラム
(予報1)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2669.html
(予報2)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2711.html
(予報3)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2712.html
(予報4)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2716.html
(予報5)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2719.html
(報告1)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2720.html
(報告2)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2721.html
(報告3)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2722.html
(報告4)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2723.html
(報告5)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2724.html
(報告6)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2725.html
(報告7)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2726.html
(報告8)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2727.html

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

魯班13世

Author:魯班13世
--
魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カレンダー
03 | 2024/04 | 05
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR