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崖と建築のヒエロファニー 三徳山《日本遺産》フォーラム(報告8)

1125三徳B班01文殊からの眺め02紅葉01


 今夜は投入堂まで達せなかったB班(文殊堂まで)とC班(鎖坂手前まで)の感想文を抜粋してまとめます。やはりどうしても、登拝を叶えたA班と比べて、達成感とまではいきませんが、それなりの感動はあったようです。最初はイヤだった草鞋(わらじ)が驚くほど機能しはじめたことに驚き、普段はまともに口もきかない学生同士が協力しあい、目前の風景に感動する様がよく分かります。

もっと寝坊したかったが、登ってみると素晴らしかった

 私はB班なので最後まで登頂することはできなかった。しかし、文殊堂まえの崖を懸命にのぼり、文殊堂からみた山の紅葉はとても美しく感動した。A班のみんなは、最後まで登って良かったと言っていたので、私も文殊堂までで満足せずに最後まで登頂しきりたいとおもった。紅葉がきれいだったのでまた来年秋に挑戦したい。あのような危ない場所に、どのようにして木材や仏像を運んだのか、現代の技術をもってしても大変そうである。周囲の木材を運んだのでしょうか。三徳山は知ってはいたものの、なかなか登る機会がなかった。当初は、せっかくの土曜日を山登りに使い、朝起きたときはまだ寝て居たいなと愚痴をこぼしてたが、登ってみると素晴らしい体験であったと思う。(B班班長・62SF)


1125三徳B班10鎖坂02


文殊堂からの景色が絶景だった、登った甲斐があった

 投入堂までたどり着くことができず、途中下山することになってしまった。私は鳥取県出身なので三徳山が険しいということは知っていたが、想像以上の険しさだった。悪天候ということもあり、より修行の厳しさを実感することができた。前からあんなところまでどうやって資材を運んでいたのだろうと思っていたが、今回の登山で三徳山の険しさを知り、より疑問に思うようになった。今回は残念ながら文殊堂までしか行くことができなかった。しかし自分では行こうと思わない場所なのでとても貴重な経験となった。文殊堂からの景色も絶景だったので登った甲斐があったなと思った。険しさに途中で諦めそうになったが、同じ班の人からの声掛けや自分でも登らなきゃという意識もあり、時間いっぱい最後まで登ることができてよかったと思う。最初は嫌だったが、実際に訪れると不思議と頑張ろうと思えて少し精神が鍛えられた気がした。また機会があれば、その時はちゃんと投入堂を自分の目で見たい。(77TN)


1125三徳B班01文殊からの眺め01


初めての登山なので文殊堂まででも達成感あり

 私は、今回の投入堂参拝が初めての山登りだった。友人から三徳山は険しく登ることが難しいと聞いていたが、実際登ってみると想像以上の険しさだった。私は普段運動をする機会がめったにないため、前の人に合わせて登ることで精いっぱいだった。私の班のB班は、くさり坂を超えた文珠堂まで登った後下山することになった。文珠堂から辺りを見回すと、紅葉した森と霧をすぐ近くに確認することができた。自分がここまで登って来れたのだという達成感を感じた。投入堂まで行けなかったことはとても残念だが、自分にしては頑張って登ることが出来たと思う。非日常的な貴重な体験をすることができ、とても嬉しく感じた。(78TS)

草鞋と輪袈裟と絶景と

 私は鳥取市出身なのですが、今回の実習・演習で初めて日本遺産に認定されている国立公園三徳山に登りました。三徳山は、テレビや写真で見ていたよりもかなり険しく、雨が降っていたこともありとても寒かったです。私は靴のソールチェックに合格できず、日本遺産の会に代金を払っていただき、わらじで登りました。わらじを履いてすぐは寒くて嫌だと感じていましたが、登り始めると険しい道にはわらじが適しているということを実感し、また人生で二度とない経験をしていると感じ、登山後はわらじを履いて山を登るという貴重な経験ができたことを嬉しく思いました。登山前に入峰修行受付所で全員が輪袈裟を貰い登山を行いました。この輪袈裟を付けていたことで、より実習・演習という感覚ではなく、本当の修行に参加している気持ちで登山をすることができました。私はB班であったため、実際に三佛寺奥院投入堂まで登り、それを見ることはできませんでしたが、途中の文殊堂まで登ることができました。文殊堂は我々の命を守る柵のようなものがないため、視界の隅々まできれいな紅葉と空の景色が広がっていました。今まで氷ノ山や久松山、若葉台の山に登ってきましたが、そのどれとも比べ物にならないほど美しい景色で、感動を得ることができました。道中で最も記憶に残っているものは、文殊堂の近くにある下山道の鎖で直角になっている岩を降りたことです。体力がほとんどなくなっていた中で鎖を全力で握り、身長の関係で足の置き場のない直角の岩を降りたことが人生で最もスリリングな経験であり、今回の登山で最も記憶に残っています。今回の投入堂登拝を通して、次こそは投入堂まで登って、そこからの景色を見たいと思いました。(79TK)


00わらじ03 


あれほど過酷な環境だったからこそ仏教に合っていたのだろう

 三徳山の登山を終えて、自身がこれまで経験しなかったほどの険しさを体感できたと思います。私は、小さい頃からそれなりに登山をしてきたつもりでいましたが、今回の実習を経て自身の認識の狭さを自覚することになりました。今後は、実習を受けるに際し体力形成を怠らないよう意識したいと思います。そして、今回の実習のメインとなる投入堂に関して、自身の班は到達することが叶いませんでした。絶景という話も耳にしていたので残念ではありますが、文殊堂到達時点でかなりの険しい道を通ってきたので、十分新鮮さを味わえたとは思います。特に、文殊堂前の急斜面については、初見でとても驚きました。鎖を使った下山というのもこれまでしたことがなかったので、登山に関して色々と知ることができました。そして、なによりあんな過酷な環境下で建築を行った当時の技術力に驚かざるをえません。あの崖の上に建材を送る手段や、あのような足場で建物をつくった過程は本当に不思議でなりませんが、あのような過酷な環境下だったからこそ、寧ろ仏教の性質に合致していたのだろうと講演の拝聴後に考えていました。自分は体力に自信のあるほうではありませんが、気が向いたら投入堂を直に見てこようと思います。また、今回の実習を機に自然物と人の関わりについても興味がわいたので、自身の地元でも何らかの伝承や山岳信仰が残されていないか文献等で調べてみたいという気持ちにかられました。また、私の家の近くにある長良川は、かなり歴史的価値のあるものだそうなので、地元に住んでいた昔の人々は、山のみならず川も同様に神として崇めてきたのかどうかということについて気になりました。(85CA)


1125三徳B班00おぎ01 山女ラニー(B班引率)


1125三徳B班03鎖坂01


人生初めて草鞋を履いて、励ましあって

 今回の投入堂登拝は天気の心配もあったが、なんとか登拝できた。私はB班だったから投入堂まで行くことはできなかったがとても貴重な経験となった。山道は木の根や崖が多く、1年生のときに登った氷ノ山とはまた違った難しさがあった。私は草鞋を履いて登った。草鞋を履くのは人生で初めての経験だったが、思った以上に足にフィットして登りやすかった。友達や班員と励まし合い協力して登ることができてよかった。次こそは投入堂まで行けるように頑張りたい。(95NS)

今後の人生に影響するほどの経験

 私は今回、靴の制限に引っかかってしまい、草鞋で登った。これまでにもこれからも一生ないであろう経験をすることができた。登っているときは過酷すぎてよくは思わなかったが、数日経って今思えば素敵な経験ができたと感じる。一番印象に残っているのは、鎖坂である。一歩間違えば滑り落ちてしまうヒヤヒヤ感で、とても緊張した。登るのはまだしも、降りるときは下が見えず、どこに足を置いていいのかわからなかった。私自身は高いところは苦手ではないが、私の前に登っていた人が高所恐怖症で震えていた。私はその姿を見て鎖坂の恐ろしさを感じた。寒さもあり、手が震える中で鎖を使っての昇り降りするのは想像以上に過酷だった。また、草鞋を履いての活動は、寒さと痛さに耐えるので精一杯だった。修行とは言え、昔の人はこれをしていたと考えると頭が上がらない。今まで自分がどれだけ緩く生活していたかがよくわかる。登ってよかったと強く感じる。登ったからには投入堂を見たかったが、私的に鎖坂で限界が来たので、あそこまで行っていたらと思うと複雑な気持ちだ。鎖坂だけでも良い経験になった。もう一度同じことをやれと言われても、はいとは言えないが、この経験は今後の生活に大きく影響すると思う。(100NA)


1125三徳B班10紅葉01


鎖坂を登って文殊堂から眺望が絶景だった

 今回は投入堂までたどり着けず、文殊堂までで折り返しました。文殊堂までの道のりはさほど厳しいものではありませんでした
が、降雨のため滑りやすくなっており、危険を感じました。文殊堂へ登るくさり坂は険しく、くさりを設置する以前はどのようにしていたのか、転落、遭難の危険もあると感じ少し膝が笑いました。また、文殊堂自体はあまり観賞する時間がありませんでしたが、崖を登り終わった時に見える景色は美しく恐怖を超えて登る価値のあるものだと思いました。文殊堂まで登って投入堂に至らなかったことがあまりに残念であるので、来年の夏に再び登りに行きたいと思います。(C班班長・106HM)

練習で登った三角山が練習になっていなかった

 今回の実習では、三徳山投入堂を見ることができませんでした。一方、途中にある文殊堂までは登山したので、そこまでの感想です。登山入口には橋と門があり、修行道である雰囲気を感じました。その後すぐに岩場の山道があり、想像していた何倍も険しい道のりだと気づきました。練習で登った三角山が練習になっていないなと感じました。山道には、木の根をつかんで登る箇所がいくつか存在し(一般的な登山者ではそのような方法でしか登れないため)、自然の地形を乗り越えるために自然を利用している状況が興味深かったです。文殊堂前の一番険しい鎖坂を乗り越えたら、乗り越える前まで見えなかった近くの山々の景色を一望することができました。文殊堂が投入堂の半分ほどの地点ですが、既に急斜面や大きな岩肌があり、生を感じました。具体的には、小さい頃父に無理やり蔵王スキー場の最上に連れていかれ、怖い思いを乗り切ってスキーをしたことを思い出しました。鎖が無かった時も修行者は投入堂まで登り修行していたと思うと、便利な世の中になってしまった悲しさを感じました。来年には、投入堂まで登ろうと強く決心しました。(116FK)


1125三徳B班02木根坂01  1125三徳B班03鎖坂02


四足歩行で登った修験の道

 私は鳥取県に住んでいますが、三徳山に行ったことがなかったので、今回投入堂までは登れなかったけど登って、無事に下りてくることができて良かったです。思っているよりも危険で、地面も濡れていたのが怖かったです。四足歩行で木の根っこや縄をつかんでよじ登ったのが特に印象的でした。友達がわらじで登っていて全然滑らない!と感動していました、昔の人の知恵はすごいなと思いました。本堂では貴重なお話をたくさん聞くことができてとても充実した一日になりました。ありがとうございました。(117FK)

岩に吸いつくわらじ

 今回、投入堂を登拝してとても楽しかったです。道は今まで登ってきた山の中で一番険しく、気を抜くことはできない道のりでした。私は靴のチェックで引っかかってしまい、わらじで登りました。最初は寒いし、かかとは飛び出ているしとてもしんどかったです。しかしやはり崖を登っていくと、わらじのすばらしさに気づきました。岩をつかんで離さないです。もし靴のチェックで合格し、自前の靴で登っていたら滑ってしまっていただろう、と思います。最初は震えるほどの寒さでしたが登っていくうちに汗ばむようになっていきました。私の班は一番最後の班だったので、投入堂までたどり着くことはできず、三仏寺の大きな崖も登ることはできず、悔しい思いが残ってしまいました。今回の経験はとても貴重です。また参拝禁止の期間が終わったら、登ってみたいと思いました。安全第一です。先生、貴重な経験をありがとうございました。(131MH)


00わらじ02 00わらじ01


コミュニケーションのなかった班員が協力して登山

 今までこんなにも険しい道のりの登山をしたことがなかったので、とてもいい経験になった。鎖を伝って登っていく崖があり、恐怖感もあったが、上まで登ったところから見えた景色は絶景だった。班の人は一人しか知り合いがいなかったが、協力して登山をすることでいろいろな人と仲を深めることができた。今回投入堂まで登ることができなかったため、今度鳥取に遊びに来る県外の友人を連れて、最後まで登り切ってみたいと思う。(140MK)


《連載情報》崖と建築のヒエロファニー 日本遺産《三徳山》フォーラム
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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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