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買物に悩むバースディ

1221バースデイ01 1221バースデイ02 誕生日プレゼント


 嗚呼、大晦日といえば、誕生日ではないですか。鬼門と考えていた66歳をなんとか乗り越えましたね。退院後、ナマズのご利益から日々運気の回復を感じるようになりました。取得不可能と諦めかけていた中国ビザが転がり込んできて、母校同済で花道を飾る講演をさせていただき、日本遺産《三徳山》フォーラムも異常な熱気に包まれました。生きてるだけで丸もうけなのに、いろんな成就があり、満足しています。そういえば、滅私くんとゼミ生から誕生日プレゼントを久米屋でいただきました。ありがとう! おちょこは家内専用になるかも(笑)。
 
弁天娘が道草に与えた影響

 さて、昨日まで雪国の再生古民家を追跡してきました。わたしは「アトリエ兼書庫」となる中古物件を探し求めていて、閉業する「みちくさの駅」もその候補だったのですが、送別講演会の翌日(1週間前)から予約し、前日・当日も確認のメールを入れておいたにも拘わらず、22日(金)に訪問すると、「蕎麦、一枚しかない」と仰る。軽い前兆です。テーブルについてお茶をもってきた奥さんは「先生、予約されてたんですか?」と心配気に問われたので、「えぇ、何度も」と答えるとやや呆れ顔。夜は晩酌で寝てしまうんだそうです。弁天娘はとまらないからな・・・あげるんじゃなかった!? ざるとそばがき、ガレットをいただいた後、談笑まじりに交渉に入ったのですが、主人の口から21の数字が漏れ、即時撤退。ありえない。正直、雪掻きが心配だったので、潔く駅を後にしました。レジカウンターでの奥様との会話。「交渉決裂でした」-「なんの交渉?」-「ここ買おうかと思ったんですが」-「(喜んだ顔で)買ってください!」-「いや21ですから手が出ません」。さよなら、みちくさの駅!


おとうさんケーキ 最後のシャトレーゼ(珈琲グァテマラ from まつば


21から51へ

 この日は大原にも寄ることになっていた。じつは、20日(水)の忘年会で右手(うて)にレコーダーを忘れてしまっていて、大原古町の某家郵便ボックスで受け取ることになっていたのである。そうなれば、売物件もみたいと思い、業者に連絡したところ、扉を開ける方法を教えてくれたので、一人で入って1階を観察し、撮影した。もとは化粧品店だったみたいで、一面土間に変わっており、新しい天井板がぼろぼろになっていたが、却って好都合だと思った。畳があると、段差の処理が難しいし、畳は坐臥につらいから。天井はぜんぶ剥がして根太や大引をみせるほうが素敵になる。正直、気に入った。ところが、後でその旨伝えると、「2階をみたか」と問われた。雨漏りがひどくて、2階の腐朽が激しく、その影響で1階の天井や壁がぼろぼろになってしまったらしい。これは大変だということで、もういちど見に行かざるをえないのだが、その際は地元の方と一緒に見学して意見を聞こうと思う。カールさんなら再生すると思うが、修復・改修の経費が気になる。こんな状況のなかで、学生諸君からレポートが続々送られてきた。課題の問3を以下に再録します。
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問3 教師は退職後の「書庫兼アトリエ」となる活動拠点(セカンドハウス)を鳥取周辺の古民家/木造建築の再生により実現できないか、と候補物件を探している。先日送別講演会を開催した「みちくさの駅」もその候補の一つだが、大原宿もよい場所だと考えている。今回の視察で、セカンドハウスの所在地として大原宿や右手をどう感じたか、感想を述べなさい。
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1222売却07雪 古町小雪


《街道派》

改修が大掛かりになりそうだが、利便性は大原に分がある

 教授ご夫妻の年齢と体調を考えると、右手は難しいのではないか。生活に必要なスーパーや病院に通えない距離ではないが、車を運転しなければならない。そう遠くない将来、車を手放す可能性を考えたら、 徒歩の範囲に多くの施設があるほうが良い。奈良との往来も自家用車を使うしかなくなる。一方、大原宿からは鳥取堂~中国道の乗り入れが楽だし、かりに車を手放してもJRや高速バスがある。スーパーはくとで大阪まで2時間は便利である。病院もコンビニもスパーも徒歩圏内にある。古町のコミュニティに関しても人の出入りが激しいので、ドラ イな方だと聞いた。教授がそれでよいなら心配無用だ。
 古民家の改修は「みちくさの駅」に比べて大掛かりになるだろう。大原の再生古民家は内部が寒く、ストーブやエアコンをつけていても、場所によっては白い息が見えるほど。大原宿は雪が少ないとはいえ、寒くては快適に暮らせない。カールさんのように、ペアガラス・断熱材・床暖房を導入し、薪ストーブを設置するのが理想的だろう。また、段差・畳に関しても改修が必要だ。奥様の身体が不自由なこと、教授も足元が危ない場面が少なくないので、 土間で靴を脱いで畳部屋に上がったり、畳部屋に座って立ち上がったりするのは苦しいだろうし、危険を伴う。
 大原宿を歩いている途中に見つけた不動産業者の売物件は元々店舗だったようで、1階が土間の店舗スペース、2階が畳部屋となっている。ホームページ掲載の内装写真を見る限り、トイレ・キッチン(かなり狭い)は2階にある。おそらく風呂も2階にあると考えられ、寝室と水回りを1階に新装しないといけない。2階はかなり広く部屋数もあるため、書庫及び執筆部屋には十分だろう。というか、広すぎるくらいではないか。2階の畳・段差は懸念点だ。畳ははがして断熱材を挟み板張りにできる。また、階段についても歩きやすく大きなものを新設した方が良いだろう。 1階の段差については、ホームページの写真を見る限り少なそう。玄関についても元々店舗だったことから、段差なしで部屋に入れるようになっている。
 以上みたように、交通手段の問題から右手は不向き。大原宿は交通の面ではいちばん条件が良く、大がかりな改修が必須になってくるが、どの地域のどの古民家でも同じ問題を抱えている。一方、「みちくさの駅」は広めの階段・ 少ない段差・薪ストーブを元から有しているので、改修の手間と経費は少なそうと感じた。改修面でいえば智頭だが、冬に雪で閉ざされてしまう可能性がある。大原宿はその心配がないためその点は大原に分がある。 (ウェイチアン)


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大原の町並みは美しく、散歩にぴったり

 教授のセカンドハウスの場所は大原宿が良いと考えました。古さと新しさが交差した町並みは美しく、教授はよく散歩に行かれるので景観のよい大原はぴったりだと思います。また、病院やスーパーもあったので日常生活に困ることは少ないです。「みちくさの駅」は近隣に住戸が少ないので何かあった時に不安ですし、右手は山里にあるので買い物に行くときは遠く緊急事態が起きた時大変かなと考えました。(シーサンパンナ:みちくさ未経験)

大原も右手もセカンドハウスなら良い場所だけど、寒さが課題

 私は大原宿や右手にセカンドハウスを作ることに賛成です。理由は鳥取から凡そ一時間という距離がちょうどいいことと、古民家を再生してワーキングスペー スや餡子屋、カフェなどが既にある点です。実際に合った人たちも感じのいい人ばかりでした。ただ、どの古民家も寒かったことが心配です。セカンドハウスならとてもいい場所だと思いました。ちなみに、カールベンクスさんのほうは古民家再生がメインだけど、右手は古民家を活用という違いがあり、実際に食事をしましたが、やはり寒さが課題だと思いました。 (萩の月:みちくさ未経験)


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《道草派》

孤立しているが、雪対策は可能で、書斎として優れている

 右手は降雪量が多く、スーパーや病院などから少し離れている。大原宿は智頭町福原や右手と比べ降雪量が少なく、病院なども近くにある。また、比較的安価で伝統的な町家を購入したり、借家したりできそうだ。コミュニティがしっかりと形成されているため、「みちくさの駅」のように孤立していない。さらに難波邸でキャンプ場の仕事も勧められていたが、こういう仕事を受けた場合、さらにコミュニティが広がると考えられ、いざというときの安心感が備わっている。
 私は「みちくさの駅」の送別講演会にも参加したため、大原宿・右手と比較してみたい。結論から言うと、私は大原宿や右手よりも「みちくさの駅」の方が書庫兼アトリエとしての活動拠点(セカンドハウス)にふさわしいと考える。智頭町福原は豪雪地帯であるが、「みちくさの駅」は大原宿や右手より断熱・暖房に優れている。 一方、スーパーや病院などが集中する智頭の中心地からやや離れており、近くにコミュニティもないため、孤立する恐れがあり、何か問題が発生した際に迅速な対応が取れない危険性がある。しかし、孤立した環境というのを逆手に取ると、コミュニティを気にすることもなく、静かで穏やかな環境であることから、執筆活動に集中できる。また、壁面積が広く、本棚を多く設けられるため、書庫としての明確な目的を大いに果たす。また、教授の健康を考慮した際、 畳よりもみちくさの駅のコンクリート土間の方が生活に適しており、バリアフ リー化を行う改修費は古民家より安いと考えられる。現状に床暖房・ペアガラスを施す程度の改修で済むと考えられる。さらに「みちくさの駅」は梁などの内部の重要な骨組がしっかりしているので、断熱をしっかり行うことで、カールベンクス氏のような木造建築の再生が実現可能と考える。そして、冬場は奈良で生活をするのは雪対策としては賢明であり、短期間の滞在のための薪ストーブの燃料や食糧などを予め備蓄してお くことで、豪雪で孤立した際にも、コミュニティがなくても対応可能であると考えられる。以上から、「みちくさの駅」がセカンドハウスとして良いのではないかと感じた。 (元主将)

ぽつんと一軒屋は、趣味や執筆に集中するのに良い立地だ

 大原宿は病院や店舗が近くにあり、暮らしやすそうだなと思った。また、若い人たちを中心に活性化が進められており、これからどんどん暮らしやすくなっていくのではないかと期待できる。建物も地域の伝統や文化を感じることができて良い。内装は住みやすいようにリフォームする必要があるけれども。
 右手は山の中にあり、静かで良い所だ。しかし、どこに移動するにも時間がかかるので少し不便だとも思う。また、小さい集落なのでコミュニティの点では色々気を使うこともあるのではないか。
 「みちくさの駅」は静かな場所だが、高速道路も近く移動がしやすそうだ。また、ぽつんと一軒屋なので、教授の心配していたコミュニティの面では一番良いなと思った。近所を気にすることなく好きなことをできる。趣味や執筆に集中するのに良い立地だと思う。内装も広い空間なので、リフォームしやすそうだ。断熱材や床暖房で冬の寒さ対策をし、1階を中心に生活スペースをつくれば住みやすいと思う。
 以上の点から、大原宿か「みちくさの駅」が良いと思った。しかし、コミュニティの点と、書庫兼アトリエとして利用する点から、セカンドハウスの候補としては「みちくさの駅」が一番良いのではないか。そのほうが、趣味や執筆に集中でき、リフォームもしやすいからだ。 (デミグラス)


《連載情報》雪国の再生古民家をたずねて
(1)十日町市松代 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2753.html
(2)十日町市竹所 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2754.html
(3)智頭町板井原 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2755.html
(4)美作市大原・右手 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2756.html
(5)美作市大原・右手〈学生課題〉 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2757.html

《関係サイト》
うだつの上がらぬ町家(1)
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2767.html
買い物に悩むバースデー(大原・右手の学生課題〈2〉含む)
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2758.html
美作の久米屋を訊ねて
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2730.html
さよなら、みちくさの駅
(1)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2717.html
(4)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2746.html
(5)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2747.html
(6)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2748.html

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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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