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天国への階段(ⅩⅡ)

訃 報

 我が家の愛猫デブが、本日正午、永眠しました。
 享年18歳以上(おそらく20歳前後)。大往生の旅立ちです。
 猫はこのひと月あまり、老衰による体調不良に悩まされておりました。通院による治療、お襁褓の装着、流動食の導入、注射器を使った飲水などに尽力し、東京在住の長女も2度帰省して見舞うなど、家族一同懸命に介護を続けてまいりましたが、本日早朝より動きが極端に鈍くなりました。家内が膝の上にのせて背中をさすり続け、生命の鼓動を確認しておりました。「まだ恢復する」という希望を抱いての介抱だったのですが、うつむいていた猫は喉が乾いたらしく、瞳を開いて私たちを見上げます。私が注射器を口にいれて2度水を注入したところ、ごくりと飲み干しました。計らずもそれは「死に水」だったようです。まもなく体が硬直して完全に動かなくなりました・・・瞳を開けたまま。本日12時ちょうどのことです。
 気配を感じないおとなしい猫で、食事どきになると椅子にあがってテーブルの上に顔を出す姿が忘れられません。家族以上に家族の一員として愛されてきたデブの冥福を祈ります。
 今夜は通夜、あした葬儀をおこないます。もちろん、近親者のみの密葬です。


130326デブ11;55 130326華
(左)11:55のデブ。このあと注射器の水を飲み息をひきとった。(右)庭のイシランメとボケは満開。


元気だった2008~09年ころの写真を折に触れてアップしていこうと思います。

debu01de30058.jpg

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debu06デジカメ 437

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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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