天国への階段(ⅩⅡ)
訃 報
我が家の愛猫デブが、本日正午、永眠しました。
享年18歳以上(おそらく20歳前後)。大往生の旅立ちです。
猫はこのひと月あまり、老衰による体調不良に悩まされておりました。通院による治療、お襁褓の装着、流動食の導入、注射器を使った飲水などに尽力し、東京在住の長女も2度帰省して見舞うなど、家族一同懸命に介護を続けてまいりましたが、本日早朝より動きが極端に鈍くなりました。家内が膝の上にのせて背中をさすり続け、生命の鼓動を確認しておりました。「まだ恢復する」という希望を抱いての介抱だったのですが、うつむいていた猫は喉が乾いたらしく、瞳を開いて私たちを見上げます。私が注射器を口にいれて2度水を注入したところ、ごくりと飲み干しました。計らずもそれは「死に水」だったようです。まもなく体が硬直して完全に動かなくなりました・・・瞳を開けたまま。本日12時ちょうどのことです。
気配を感じないおとなしい猫で、食事どきになると椅子にあがってテーブルの上に顔を出す姿が忘れられません。家族以上に家族の一員として愛されてきたデブの冥福を祈ります。
今夜は通夜、あした葬儀をおこないます。もちろん、近親者のみの密葬です。

(左)11:55のデブ。このあと注射器の水を飲み息をひきとった。(右)庭のイシランメとボケは満開。
我が家の愛猫デブが、本日正午、永眠しました。
享年18歳以上(おそらく20歳前後)。大往生の旅立ちです。
猫はこのひと月あまり、老衰による体調不良に悩まされておりました。通院による治療、お襁褓の装着、流動食の導入、注射器を使った飲水などに尽力し、東京在住の長女も2度帰省して見舞うなど、家族一同懸命に介護を続けてまいりましたが、本日早朝より動きが極端に鈍くなりました。家内が膝の上にのせて背中をさすり続け、生命の鼓動を確認しておりました。「まだ恢復する」という希望を抱いての介抱だったのですが、うつむいていた猫は喉が乾いたらしく、瞳を開いて私たちを見上げます。私が注射器を口にいれて2度水を注入したところ、ごくりと飲み干しました。計らずもそれは「死に水」だったようです。まもなく体が硬直して完全に動かなくなりました・・・瞳を開けたまま。本日12時ちょうどのことです。
気配を感じないおとなしい猫で、食事どきになると椅子にあがってテーブルの上に顔を出す姿が忘れられません。家族以上に家族の一員として愛されてきたデブの冥福を祈ります。
今夜は通夜、あした葬儀をおこないます。もちろん、近親者のみの密葬です。


(左)11:55のデブ。このあと注射器の水を飲み息をひきとった。(右)庭のイシランメとボケは満開。