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木綿街道のこと(ⅩⅩⅩⅨ)

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放射性炭素年代のためのサンプル採取(1)-SS邸

 8月23日。金曜日のインターンシップ終了後、先生に率いられて平田に向かいました。夕食がとてもおいしかったですが、このときのことは多分先生が報告されると思います。翌24日の朝9:00すぎにタクオさんが合流され、まず編集会議が始まりました。私たちはその時間を利用して、測定候補の建物2棟のうちSS邸を歩き回り、放射性炭素年代測定のサンプルにふさわしい候補を探しました。
 サンプル採取は、まず年輪の数を数えることから始まります。部材には年輪40年以上残り、しかも辺材を含むことが望ましいそうです。年輪5年ごとにマチ針などで印をつけ、みんなで部屋中の柱などの部材つぶさにチェックしっていきました。そして、見つけたのは蔵の梁でした。サンプルを採取して先生たちにチェックしてもらうと、「蔵は大正だよ、アウト」と言われ、がっくり。その後、タクオさんから指示をうけ、オモヤ2階の小屋梁・登り梁を調べましたが、学生はサンプル採取の経験が乏しく、作業がはかどりません。


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 一旦休憩してからもう一度部材探しを行い、ミセ‐ドマ境の胴差など何箇所かサンプル採取を行った結果、1階のドマ上の胴差(大引?)が一番古いのではないかと推定するに至りました。サンプル採取では、3-5年の年輪を両端部と中間の3箇所(1~3年、24~26年、48~50年など)で取る必要があります。部材の表面が炭化しており、少し深めにチップを取らないといけません。しかし、削り跡が目立たないような位置で作業をしなければならないので少し難しい作業でした。S邸のサンプル採取はタクオさんが主導され、私たちはサポートやラベル書きの手伝いを担当しました。胴差は柱と違って高いところにある水平部材です。脚立にのって常に腕を上げての作業なので安定せず、大変そうでした。
 もう1棟のHS邸については、ユート君が報告します。(セツ)


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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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