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若桜の町並みを描く(Ⅰ)

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蔵通りを描く

 10月22日(水)。曇り。新大学2年生の「居住環境実習・演習Ⅰ」の第4回で、若桜に出向き20名の学生が蔵通りの土蔵の立面を1棟ずつスケッチしました。以下のような方法をとっています。

  1)間口は歩測とする。大股の1歩を1mと仮定し、方眼紙の2㎝に対応させる。
    これにより、図面のおおまかな縮尺は1/50になります。
  2)高さは間口との対比で目分量とするが、左右の建物との高低については、
    両隣の学生と調整する。
    (実際には高さ計り器で軒高と棟高を測りました)
  3)2階や屋根は小さくみえるが、正面からみるとどうなるのか、よく考えること。


1022若桜蔵04 1022若桜蔵11


 いまのところ、これだけが原則でして、軒高・棟高以外はいっさい寸法をとっていません。現場にいたのは、午後3時20分から約2時間。描きあげた学生もいれば、持ち帰りで写真みながらのホームワークになった学生もいます。来週は晴天・曇天なら再度若桜に行って、こんどはオモテ通りの町家の立面図を同じ方法で描きます。雨が降ったとすれば、描き上げた立面図を50%縮小コピーして、20棟貼り合わせ、縮尺1/100の連続立面図を完成させる予定です。あえて清書はしません。手書きスケッチによる連続立面図です。
 昨日はゼミの3年生3名も参加しました。オモテ通りの大きな町家の立面図を1棟描いてもらいました。来週以降、2年生もオモテ側にまわって、残りの3年生も加わると。25棟の軒が連なる連続立面図ができあがるでしょう。とても楽しみにしています


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 わたしの勝手な見立てかもしれませんが、やはりフィールドにでた学生たちは活き活きしていますね。やんちゃな男子学生たちも集中して土蔵の立面図に取り組んでいました。描き残さなければホームワークはないのですから、集中する価値はあるというものです。
 時間に余裕があれば、3色ボールペンによる「採寸」にも挑戦してもらおうと思っています。この授業の後半にはJW-CADの演習もあるので、最終的にCADによる立面図が描ければ上々ですが、しかし、結局、手描きのままのほうが風趣な絵巻物になるだろうと予感しています。(続)


1022若桜蔵10

1022若桜蔵07
↑道行く人たちとの会話も楽しい

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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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