fc2ブログ

茶室の屋根葺き替えスタート

1030茶室屋根葺き替え04


 10月30日(水)。まもなく10月も終わろうとしている。なんでもカメムシが大発生していて、この冬は豪雪だと予報されている。鳥取で野外活動できるのもあと1ヶ月あまりであろう。しかるに、茶室の修復工事に未だ着手していない、ということで、翌日にP2&P4を控えた水曜日のゼミで3年生と院生が「廃材でつくる茶室」の修復に着手することになった。
 先週の棟梁の指示に従い、まずは違い棚側の庇屋根を差し替えることにした。この部分の雨漏りがひどく、早急の処置が必要と判断されたからである。腐朽した当初の屋根板の取り外しの作業から進めていく。庇の屋根板には、木板と波形ビニール板の2つの材が使われています。木板は基本的に釘やネジでとめてあるだけなので、一つひとつバールで取り外していくという作業であったが、釘も錆びついている。簡単に抜けるものもあれば、途中で折れてしまってなかなか抜けない釘やボルトもあった。ビニール板はプラスチック製の紐で結んであり、選定鋏で切断していった。屋根を撤去し終えたら、ただちに新しい板材を重ね葺きする。本瓦葺きのように、下板と上板の縁を2㎝だけ重ね合わせて、ビスを打つのだ。新しい屋根板は構造実験の廃材となった角材を旋盤でスライスしたもの。厚さ2㎝。庇用の材の長さは1.5m前後である。いったん仮組すると、梁の先端に板があたる部分があり、梁を13㎝切り落として対応した。


1030茶室屋根葺き替え02 1030茶室屋根葺き替え01


 まずは下材も中央にビスを打ち込み、桁に固定する。上上の板材は縁を2㎝だけ重ねあわせ上材から下材にむけてはビスを打ち込む。白帯さんが2台のインパクトドライバを買ってきていて、最初は使い方にてこづったが、担当したケントは、途中からコツを掴んだようで、どんどんスムーズに仕事が進んでいった。この日は棚の上だけ新材に吹き直したが、ずいぶん新しくみえるようになった。


1030茶室屋根葺き替え06 1030茶室屋根葺き替え05


 躙口の横にある露台上のトチ葺き屋根も取り外した。こちらの屋根にはシイの細い皮付丸太垂木がかかっており、その垂木に屋根が固定してあったのだが、ネジが潰れていて抜けなかったので、垂木ごと取り替えることになった。トチ葺き屋根は仮組までで終わった。板屋根の施工について自信を得た一日となった。翌日のP2&P4もうまく進行してくれるだろう。
 2時間ばかりの作業を終え、例の巨大シイタケがみつかった。その内容は、これは教授が書かれた記事のとおりである。(ポール)


1030茶室屋根葺き替え03 1030茶室屋根葺き替え07

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

魯班13世

Author:魯班13世
--
魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カレンダー
04 | 2024/05 | 06
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR