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またもやシイタケ大収穫!

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まだまだ摩尼山

 日曜日の午後、どういうわけかイッポと摩尼山に登り、奥の院で原木栽培のシイタケを収穫した。
 登山路はますます荒廃している。丸太の3本橋を流され、倒木と落石が道を塞ぐ(↓)。しかし、気候は暑くもなく寒くもなく、紅葉もいちばん見頃の時期であり、心地よく山登りができた。奥の院に着くや否やホダギに目をやると、でてる、でてる。先回の87枚大収穫が2週間前のことであり、20枚ばかり小ぶりのキノコが採れればよいだろうと予想していたのだが、大量のキノコが笠をひろげ、大半はすでに十分大きくなっている。否、大きくなりすぎている。今回は笠の直径が20㎝を超えるシイタケも含まれていた。茶室を上回る大型のキノコがわずか2週間のあいだに誕生し、成長したのである。


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 まぁ、一休みだ。ストゥールに腰掛け、ファミマで買ったばかりのメンタイシラス弁当を腹に納め、水出し麦茶を飲んだ。奥の院で食べる弁当は格別だな。茶屋が精進弁当を売り出すなら毎回買ってトレックするんだけどねぇ。
 いざ収穫。ぱっとみて分かることだが、シイタケは2群の色合いに分かれる。茶色でおおぶりの笠をもつ一群とこげ茶に白い筋の入った小ぶりの笠をもつ一群であり、後者はみるからに美味しそうだ。後者が前者に成長していったのかもしれないが、思うに、春植えと秋植えの種駒はそれぞれ通販の直径9㎜と菌蕈研究所提供の直径8㎜であり、この差が二群に分かれた可能性もあるだろう(ないか?)。
 収穫したシイタケは59枚。うち2枚は汚れがひどく、森に捨てた。このほかホダギには20ヶ所ばかり直径1㎝程度のチビキノコが笠の芽を出している。これを1週間放置すれば、直径10㎝を超えてしまうだろう。おいしいシイタケは直径8㎝以内だと経験的に感じている。だから、また週末には採取にでかけなければならない。おそらく12月初旬まで毎週摩尼山に登ることになるだろう。


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↓やや小さすぎるが、1週間放置すると ↑ のようになってしまう。小さいほうが美味しい。
1117摩尼04横01小さいキノコ 1117摩尼04縦01小さいキノコ

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 山頂を経由して午後4時ころ本堂まで下りてきた。本堂の調査でやり残したことがあるので、わたしはセッつぁんが用意してくれた平面図コピーを取り出し、測り残しの寸法を書き入れ、長押と虹梁の位置を描き込んでいった。イッポには「枝数」の勘定を任せた。近世建築の基準寸法は垂木と垂木の心々寸法であり、これを「枝(支)」という。各柱間と軒の出の枝数を数えるのは結構やっかいな仕事である。途中で数がこんがらがってくるからだ。わたしのように、老眼と近視と緑内障の複合した視力の人間には不向きな作業であり、建築を専門としない一人の学生に助けられた。
 こういう大事な調査をやっているというのに、ゼミの学生は何をしとるのか、アッホンダラ~とぼやきながら、仏壇周辺の細部を採寸していると、「センセェ!」という声がした。暗闇で顔がみえない。

  「あんた、だれ?」
  「・・・ケントです」

 調査が終わろうとする絶妙の時間にあらわれるではないか。シイタケの匂いをかぎつけたのかもしれんね。ケントにはイッポのサポートを頼んだが、すでにイッポは枝割数えの仕事をほぼ終えていたらしい。
 本堂で残された仕事は、梁行断面図の作成だが、これをこなしうるのは社長しかいないだろう。そういえば、棟札の実測・翻刻も急がないといけないな。こちらはセッツァンと白帯に任せよう。


1117摩尼10 ←紅葉が見事。カップル多し。

 採れたシイタケのうち、お寺と門脇茶屋喫茶部に数枚ずつ寄贈した。とても喜んでいただいた。それでも残りは40枚ばかりある。食べるしかない。私を含む3人はカインズホームとマルイで食材を買い足して帰宅し、シイタケをグリルで焼いた。生姜醤油につけて食うと、ほんに美味い。ビールによくあう。大ぶりのシイタケはやや味が落ちるが、もちろん不味いわけではない。腹いっぱいになったが、シイタケはまだ15枚ばかり余っている。監獄バイト中の白帯を呼び寄せることにした。10時過ぎにあらわれた白帯に「腹、減ってる?」と訊ねれば、「いや、まぁ小腹空いてる程度です」だって。ヤツはキノコが食えない。だから、シイタケを無理矢理食べさせられるのではないかと怯えているのだ。
 白帯にはカレイの煮付けと蟹汁を出してやった。ヤツはそれをがっついて食べた。「お母さんのより薄味で美味しいです」と余計なことまで口にした。冗談半分に「シイタケもって帰らん?」と問えば、予想外にも笑顔になり、「父が大好きなんでいただいて帰ります」とのこと。というわけで、大ぶりのシイタケ15枚は白帯家に寄贈することになったのである。


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↑シイタケ食べ過ぎて、しばらくは見たくもないとイッポはいう。でも1週間後にはまた食べられるでしょう、とのこと。

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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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