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焼きシイタケをめぐる動物学的考察

2014040214490000シイタケ


縮緬の如き幼虫の群れ

 摩尼山から下りて大学に戻り、ひとり裏山の茶室へ向かった。こちらのシイタケの状態もみておきたかったからだ。昨年秋の状況を説明すると、摩尼山の原木で200枚近い収穫があったのに対して、茶室での収穫は20枚程度にとどまった。ところが、ご覧のとおり、茶室の原木は笠だらけ。これがまた大きいのね。直径20㎝前後のものが多くて、今回だけで33枚も採れた。種駒植え付けは摩尼山がおもに2012年前期のスダジイS05・S06だが、茶室は2012年後期のスダジイS03・S12・S23で、この半年の時間差に従って開笠がずれているのかもしれんさい。つまり菌の植え付けから1年半の後にキノコができるのかも。摩尼山は半乾燥のこぶりな笠ばかりだったが、茶室はおおぶりで湿っぽく、これからまだ何回か収穫できるだろう。


2014040214500000シイタケ


 その夜、社長と二人で「たけちゃん」へ。もちろんシイタケ大量持ち込みです。まずは茶室で採れた大ぶりのシイタケを網においた。しばらくして、社長の目が点になった。

   「センセ、小さなイモムシが襞からでてきましたよ・・」

 予想されたことではある。湿気を含むシイタケには蛾が大量に卵を産み落としており、その数は数十に及ぶ。昨年秋、摩尼山の初収穫で100枚以上を大学に持ち帰り、室内乾燥させていたところ、わたしが不在のうちに「腐臭がする」ということで観察すると、「ウジ虫が湧いている」と白帯が判断し、わたしに無断で大量に廃棄してしまった。
 あとで門脇茶屋喫茶部に確認すると、「それは蛾の幼虫」であり、「天日干しすれば居なくなる」というアドバイスを受けた。このたび焼肉屋の鉄網の上で、その幼虫を視た。チリメンジャコをイメージしてください。あの大きさのイモムシがシイタケの笠の襞からもにょもにょも出てくるわけです。youtubeにアップすれば、結構アクセスを集めるだろうと思われるほど衝撃的な映像でした。


2014040214570000シイタケ ←すべて新しい携帯で撮影



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 で、食べたのかって?

   食べました、よっ!!!

 炭火で両面焼けば問題なし、という判断です。ただね、食欲が失せちまった。不味かったわけではないけど、食が進まない。ちなみに、摩尼山で採れた半乾燥のシイタケは変化なし。イモムシはおりません。ただ、少し硬めでしたね。

 翌3日。すべてのシイタケをNボックスの天板の上にならべて天日干しした。驚いたことに、2~3時間で乾燥しちゃった。蛾の幼虫はどこにいったのだろう?
 喫茶部のご夫妻によれば、天日干しで乾燥させるとシイタケの旨味が増すそうです。ただし、調理前に少々水を含ませて戻す必要があるとのこと。

 週末の奈良で調理しました。大根、シイタケ、ジャコ天、厚揚げの煮物です(↓)。非常好喫!!


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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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