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埋蔵文化財専門職員研修「遺跡調査検討課程」

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 6月28日(土)、私とケント君で鳥取県埋蔵文化センター主催の平成26年度埋蔵文化財専門職員研修「遺跡調査検討課程」に参加してきました。会場はとりぎん文化会館です。当初は尾﨑家公開の支援に行く予定にしていたのですが、修士研究とも係わる松原田中遺跡の報告があると知り、教授が二人の派遣を決められたのです。昨日のブログを読み、湯梨浜の地域支援ではなく、研修の方で良かったと胸をなでおろしています。私は修士課程の院生ですが、人前で話すとコチコチにフリーズしてしまいます。カンペがないとスピーチできませんし、カンペの棒読みをすると「大学院生が何やっとんの」と叱られます。教授は、3年次以上は「フリートークに脱皮せよ」と宣言されていますが、正直、頭が痛い・・・ズキズキッ

  「遺跡調査検討課程」研修の次第は以下のとおりです。

  9:50~10:00 ご挨拶
 10:00~10:30 事例発表1「西坪中中畝遺跡の発掘調査」
 10:30~11:00 事例発表2「史跡青谷上寺地遺跡の発掘調査」
 11:00~11:30 事例発表3「青谷横木遺跡の発掘調査」
 11:30~12:00 事例発表4「史跡出雲国府跡の発掘調査」
 13:00~13:15 遺跡紹介「大高野官衙遺跡」
 13:15~14:25 特別講義「官衙遺跡を発掘する」 (山中 敏史)
 14:25~14:45 トークプレイス「八橋郡衙と斎尾廃寺」 (山中・大賀・中原)
 14:50~15:20 事例発表5「観音寺狼谷山遺跡の発掘調査」
 15:20~15:50 事例発表6「松原田中遺跡の発掘調査」
 15:50~16:00 閉会



 松原田中遺跡は大トリでして、教育文化財団のKさんが発表されました。遺跡は湖山池南西部の湖山川(長柄川)右岸の沖積地に立地し、弥生時代中期から古墳時代前期にかけて集落が形成されたとされ、きわめて多数の遺構が密集しています。布掘掘立柱建物の可能性が高い遺構が5棟みつかり、そのうち、確実な遺構4棟について解説されました。いずれも古墳時代前期の可能性が高く、複数棟が併存していたであろうと推測されています。布掘掘立柱建物遺構と出土建築部材については、教育文化財団で開催された地中梁の検討会で先生が調査指導した内容が活用された発表でした。

 松原田中遺跡は年代が弥生時代中期~古墳時代初期と非常に幅のひろい範囲(約600年)で把握されています。出土した土器は同じ地層で混在しており、今後は建築部材の科学的年代測定により、年代幅を狭めていこうとしており、私と研究室もその取り組みに貢献していきたいと考えています。また、絞り込まれた年代にふさわしい上部構造の復原にも社長さんが挑む予定です。
 正直なところ、松原田中遺跡以外のお話はチンプンカンプンでした。考古学・古代史の基礎がない私どもには辛いレベルの内容です。私たちはただただ年代測定の対象となる木材のことを気にかけてスライドを眺めさせていただいておりました。しかし、「これはいけそう」と思われる木材がスクリーンにあらわれることは遂にありませんでした。これにくじけず、これから多くの資料を集めていければと思います。(白帯)


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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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