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近世木造建造物の科学的年代測定に関する基礎的研究(XⅢ)

141212地球研②


総合地球環境学研究所をたずねて
 
  12月12日(金)、わたしたち4名は京都市北区上賀茂に所在する総合地球環境学研究所(地球研)を訪問した。酸素同位対比年輪年代測定のサンプルに関する説明や実験室の施設見学など、どれも非常に貴重な体験だった。本年度、すでに長谷寺・松原田中遺跡の地中梁等、いくつかのサンプルを送付しており、その測定状況について報告をうけた。いずれも測定に着手されており、データの収集及び整理をおこなっている状況であり、まもなく測定結果がでるとのことである。
 また酸素同位体比年輪年代測定は発展途上段階であり、とくに降水量の多い山陰においては、年輪サンプルデータの収集が必要であるので、当方としては、今後も年輪サンプルの提供・データの供給を続けておこなう。地球研側は青谷上寺地遺跡出土の木製品に大変関心があるようだが、重文指定を控えた段階なので、県教委及び埋蔵文化財センターとの慎重な協議が必要であることもお知らせした。


1212地球研01 1212地球研02サムネイル


 続いて年輪サンプルの保管状態についてレクチャーを受けた。サンプルの保管にあたっては、錆びるおそれがあるため、アルミホイルなどでは包まず、絹タオルなど柔らかい素材で梱包するのが良いとのことである。なお、わたしたちは奈文研の指導により成長錐を使ってコア・サンプルをいくつか採取したのだが、一部途中でサンプルが途切れるなどの問題があった。その場合、アロンアルファなどの接着剤でサンプルを接着しないといけないと指導された。ちなみに、地球研はインパクト・ドライバにドリルをつけてサンプルを採取している。この場合、サンプルの採取は容易だが、極端な破壊分析になるので、文化財・美術品の年代測定にはむかないと思われる。


1212地球研03 →火星行2名


 最後に、研究室内実験室で年輪サンプルの加工と測定のプロセスを視察した。
 まず、年輪サンプルの加工においては、木口面に平行な厚さ1㎜の薄板にスライスしたのち、一連の化学処理によってセルロース繊維だけからなるセルロース板に変換し、顕微鏡下で精密カッターナイフを用いて、各年層のセルロースを正確に切り出す。これらは人力で作業をおこなう。その作業の後、熱分解元素分析計と同位体比質量分析計の結合装置を用いて、その酸素同位体比を測定し、年輪サンプルデータを収集する。そのデータと年代既知データとを比較・照会することにより、サンプルの年代判定ができるようである。地球研では、経費と実験室のスペースが有り余っているが、人的パワーが不足しており、環境大学の学生・大学院生のサポートを依頼された。ぼくは細かい仕事が苦手なので、駄目だと思った。人鳥男爵くん、ケントさん、セツさんならできるかもしれない。


1212地球研04 141212地球研①


1212地球研05


火星へ

 私と白帯さんは前夜、New Big Palace に宿泊した。New Big Palace に到着したのは深夜23時半過ぎで、教授と社長さんが退散するのを見計らって二人はフロントで周辺マップを入手し、駅の周辺を歩くことにした。夜は鳥取と同じぐらいの寒さで、飲み屋がかなり多かった。二人で歩きながらマップの端の方まで行くと、キャッチが大勢待機しており、その中の一人と話をした。
 火星という名の店に入った。火星方形とは関係ない。所謂伽馬鹿蔵という奴だ。私と白帯さんが席につくと、それぞれに一人ずつ対応係がやって来た。私についたのは落ち着いた雰囲気の優しそうな感じの人で、上手く会話を繋げられない私を何回もフォローしてくれた。鳥取から来たことを告げると驚かれたが、そこから話がひろがった。
 国内旅行が趣味だったようで、夏の北海道や沖縄の良さを存分に語ってくれた。ちょうど私もどこか旅行に行きたいと思っていたので、楽しく話をすることができた。寒いのが苦手だと言っていたので、北海道の話題よりも沖縄の話題が多かった気がする。
 鳥取の名物や観光名所などを紹介していると時間が来た。30分ほどで交代するシステムだったようで、また新しい対応係としゃべることになった。2人目の人は最初の人に比べるとフランクな感じで、年齢も割と近そうだった。その人とは1人暮らしの生活についてとくに盛り上がった。部屋の掃除を毎日徹底的にやるのが好きらしく、私とは少し掃除の価値観が違っていた。潔癖症なのかもしれない。でも話し方が面白い人だったので、緊張することなくしゃべることができた。
 延長はせずに1時間で店を後にした。最終的に一人当たり4400円の出費となり、私としては色々と勉強になった。(きい)


sukebe.jpg
みんなsukebeあるよ・・・

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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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