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摩尼山~砂丘ミニトレイル(Ⅲ)

砂丘から湯山までの道 ←砂丘から湯山へ


未来を切り開け!

 5月3日、卒業研究に係わるGW中の自主的課題として、わたしとココアと天草の3人で鳥取砂丘から摩尼山を経由して樗谷(おうちだに)公園に抜けるトレイルを歩きとおしてみることにした。鳥取駅から鳥取砂丘展望台まではループ麒麟獅子バスを使った。そこから歩いて坂の登り口まで下り、十字路を左に折れ、岩井線バスルートに沿ってバイパス付近まで歩き、湯山集落に着いた。
 湯山からは前回歩いた林道ルートを逆走した。門脇茶屋まで半時間ばかり、そこで昼食をとった。門前から「奥の院」への登山路に分け入り、「慈覚大師」看板のたつ三叉路で「奥の院」ではなく、「太閤平」に向かって折れ曲がった。
 途中上下二手に分かれる道を下に降りてみると、ほとんど獣道のような有様で、この道は怪しいと思い、いったん引き返して上への道を歩んでいくと、ちゃんと崖側に手すりがあった。先に進むと、正規のルートであることがわかった。門脇茶屋の方から登ってくる人も中にはいるかもしれないので、一応看板は立てておいた方がいいでしょう。


下:獣道 上:人道 ←運命の分かれ道


みはらし峠からの眺め ←見晴し不良好?


 砂丘から門脇茶屋までの舗装された林道に比べれば、摩尼山~樗谷のルートはトレッキングコースというにふさわしい条件を備えている。しかし、ところどころ整備し直した方がいいところもあった。滑って転んでしまいそうな道はできれば排除したいが、「安全が約束されたスリル」はトレックの楽しみでもある。絶対に安全とは言い切れないが、危険なにおいのする部分もあった方が面白いかもしれない。ピンチはチャンス、何かあるかもしれない。また、太閤平・樗谷の「中国自然歩道」は最初階段の連続で、これはかなり厳しいものであった。ゆるいスロープのヘアピン・トレイルも併設したほうがいいかもしれない。のらりくらりとした蛇行した道もまたよいのではないか。先生には歩くルートが逆だと指摘されたが、どちらからでも歩きやすい方が楽しまれるコースになるだろうと少し思っている。さらに樗谷コースでは、ところどころ同じような位置に、「摩尼寺から○○㎞」の情報が錯綜する場所がある。古いサインボードは撤去した方がいいでしょう。
 湯山から摩尼山のコースでも樗谷コースでも日本海が樹林と灌木によって見えにくくなっており、山から海の眺望景観を楽しむにはもう一工夫必要だと思った。曇りだったこともあるかもしれないが、樗谷コースの見晴峠からの眺望景観は「見晴し」ではなかった。


百谷治水ダムへと至る道


 百谷治水ダムへ(↑)の道は閉ざされていた。道を切り開くべきだろうか。先生は仰っていた「両手にチェーンソーをつけていけ」と、そしてまた、同行したココアさん曰く「未来を切り開け」と。…私にできるのだろうか…いや切っていくしかない??

 私とココアさんの歩いた時間は4時間ばかりでした。砂丘から茶屋までが大体1時間、茶屋から樗谷神社までが3時間で、当初予定の3時ごろゴールという目論見は見事に外れました。地図上ではわかりにくいかもしれませんが、特に摩尼山~樗谷コースは登りがきつく、休憩をはさまなければならないほどでした。
 今回の試走は卒業研究と係わるものですが、今年度の環境学フィールド演習のコース選びにも影響しそうです。当日が間近に迫ってきました。 (Nobody)


山頂からの眺め ←山頂から日本海を望む

GPS 砂丘→樗谷神社 加工済み Camouflage
↑(左)歩いた軌跡 (右)中心に哺乳類がいます

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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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